2020年07月20日(月) 18:00
現在、南関東競馬では、“地方競馬の騎手学校”地方競馬教養センター101期生の騎手候補生たちが、競馬場実習に来ています。
その中の1人が、神尾香澄(かみおかすみ)騎手候補生。所属は川崎競馬場の山田質厩舎です。
▲神尾香澄(かみおかすみ)騎手候補生。新潟生まれ静岡育ちの18歳(撮影:高橋華代子)
神尾騎手候補生は新潟生まれの静岡育ちで、現在18歳。そもそもプロスポーツ選手になることに憧れを抱き、147センチという小柄な体を生かせることから、ご縁があって、騎手の道を志すことにしたそうです。
第一印象は、小さい体とかわいいお顔で守ってあげたくなるような愛らしさですが、性格は元気で明るく、ガッツがあって負けず嫌い。中学時代には女子1人で男子だけのサッカーチームにも入っていたそうです。
神尾騎手候補生は来年1月までの半年間に渡り、毎朝の調教や厩舎作業、競馬場での研修などを学んでいくことになります。
「競馬に必要な知識や技術はもちろんのこと、他の方たちの競馬に対する姿勢も学び、失敗を恐れずたくさんの事を吸収していきたいです。多くの方が支えてくれているということを忘れず、頑張っていきたいです」(神尾騎手候補生)
▲競馬開催中は、先輩たちの鞍などのお掃除も一生懸命手伝っていました(撮影:高橋華代子)
南関東競馬では、2011年5月に浦和の平山真希騎手(現調教師)が引退してから女性騎手がいませんでした。しかし、昨年秋、浦和から中島良美(なかしまよしみ)騎手がデビューし、今年春には同じ浦和から北島希望(きたじまのぞみ)騎手がデビューしました。現在2人とも負担重量4キロ減(★)を存分に生かし、勝ち星を確実に増やしています。
神尾騎手候補生が競馬場での実習を終え、騎手試験に合格し、来春デビューすることができれば、南関東競馬からは3人目の女性騎手が誕生。
川崎競馬場というくくりでは、安池成実騎手(現調教師)、戸川理彩騎手(引退)に続く、3人目の女性騎手となり、約28年振りに川崎競馬場から女性騎手がデビューすることになります。
このまま無事に進めていって欲しいなぁと、今は心から願っています!
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高橋華代子
南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。
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