2020年10月13日(火) 18:00
3年連続GI馬を輩出している出世レースを制したのは、3番人気のステラヴェローチェ(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、過去3年連続で優勝馬がGI制覇を遂げている出世レースのサウジアラビアRCを取りあげます。馬連は人気決着となった反面、3着には9番人気馬が紛れこんできた二面性ある一戦を、果たしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、時間を惜しまない、丹念な分析に定評のある仲真司氏。前走の新潟2歳Sで6着と凡走して、9番人気の低評価となったセイウンダイモスを本命に抜擢しました。前走の敗因は距離延長となったマイル戦での適性ではなく、「直線外がよく伸びる新潟コースで内を通ったことで、馬場の良い外を通った馬に先着された」だけという見立てでした。
しかも、「最後まで脚色は鈍っておらず、見直せる」との力強い見解。道悪馬場に関しても、新馬戦の時に高い適性を見せており、ここではプラス材料」と、強く主張しました。さらに、2番人気のキングストンボーイの前走の新馬戦については「勝ちタイムは平凡で、クビ差負かした2着馬もその後2走続けて馬券外」という点に着目。「メンバーレベルも低かったことが窺え、ここでは過剰人気感があります」と判断し、評価を落としました。
前走のレースぶりと相手関係からしっかりと実力を分析。人気に捉われない冷静なジャッジが光った
もうひとりも、『俺プロ』出身の予想家・豚ファン氏です。こちらは一転、連対馬2頭を着順通りに本命、対抗に指名する予想でした。勝ったステラヴェローチェについては、まずは新馬戦を「2着との差はわずかでも余裕のある勝ち方」と高評価。
さらに、「調教も好時計を出しており、人気馬のなかで上積みが一番大きい」と読み切りました。一方、「現時点の完成度はこの中でも一番」と分析した2着のインフィナイトも、「新馬戦を不良馬場で勝っており、馬場の適性はある」と強調しました。
上積みと馬場適性を見込んでの本命、対抗指名が見事にハマった
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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