2021年01月25日(月) 18:00
前回このコラムでご紹介した大井のスモモモモモモモモ(櫻木英喜厩舎<小林>)。想像以上に反響が大きかったので、その後のスモモモモモモモモについても追ってみたいと思います。
昨年12月25日の大井競馬場の新馬戦では、臆病で敏感な馬だけに、砂をかぶってやる気をなくしてしまい8着に敗れてしまいましたが、1月18日に実施した2戦目(1200m戦)では走りっぷりが一変!
▲1月18日大井2レースで実施した3歳選抜牝馬(1200m)で、大外から追い込み3着(撮影:高橋華代子)
今回は期間限定騎乗中の服部茂史騎手が手綱を取り、後方から追走。4コーナーでは大外から末脚を発揮し、最後は3着まで追い込んできました(優勝は石川駿介騎手騎乗のムンダーナ)。
この日の実況は耳目社の百瀬和己アナウンサー。新馬戦以上にスモモモモモモモモの名前を多く呼ぶ状況になりながらも、はっきりと滑らかに言っていたのはプロ技。ネット上でも大いに盛り上がりましたね。
▲新馬戦は砂をかぶって走る気をなくしてしまいましたが、今回は走りが一変しました!(撮影:高橋華代子)
この日の感想を服部騎手に聞いてみようと、「スモモモモモモモモのことをうかがってもいいですか?」と噛みながら尋ねると、「あぁ、モモね?(笑)」と服部騎手。
「砂をかぶってもちゃんとハミを取ってくれたので、その辺は大丈夫でした。ゲートで立ち遅れて、その後に行きたがるような所があるので、もっと落ち着いてくれればいいですね。
最後もいい脚できてくれたし、ゴール前は止まってしまいましたが、あの脚を使えるなら、体力がついてくれば。まだ幼い面はありますが、いい反応はしてくれたので、その辺はいいと思いますよ」(服部騎手)。
前回は砂をかぶったことでやる気をなくしてしまったそうですが、今回はちゃんと学習をして、砂をクリアできたのは立派でしたね。
▲愛称スモモちゃんのスッピン顔。誰とでも仲良くできるとても人懐っこいかわいい仔(撮影:高橋華代子)
スモモちゃんことスモモモモモモモモ。かわいいだけではなくて、最後の追い込んでくる姿、本当にカッコよかったです!これからも大井競馬場の人気者として、初勝利を目指して無事に走り続けて欲しいと思います。
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高橋華代子
南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。
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