2021年03月22日(月) 18:00
▲馬房でムシャムシャとお食事中のサバノミッソーニ。サバ缶は食べていません(笑)(撮影:高橋華代子)
一度聞いたら忘れられないインパクト抜群の名前で脚光を浴びているサバノミッソーニ(大井・大宮和也厩舎)。父がベーカバド、母はハッピーメイカー、母父がネオユニヴァースという血統の3歳牡馬。
馬主の(株)MMC様が『サバノミッソーニ』と名付けたのは、サバという魚は優秀で、サバの缶詰も骨まで食べられ栄養があり保存食にもなる、日本人が作り出したとてもすばらしい物。『サバノミッソーニ』もすばらしい馬になって欲しいという願いを込めているそうです。
『サバノミソニ』じゃなくて『サバノミッソーニ』という言葉の響きも、より心地いいですね!
3月9日大井3レースで、1番人気サバノミッソーニは若手のホープ瀬川将輝騎手が手綱を取り、逃げ切り勝ちを収めました。2着馬に7馬身差をつけるパフォーマンスで、デビューから6戦目での待望の勝利。
▲サバノミッソーニは、3月9日大井競馬場3レースにおいて2着馬に7馬身差をつける圧勝(撮影:高橋華代子)
「ゲートの出が良くなかったので、今日は尾持ちをしてゲートから出ることができたのも良かったですし、スムーズな競馬ができると違いますね。気難しい面があってまだ子供で、道中も遊んでいる感じがあったので余力はあります」と瀬川騎手。
それでいながら、最後の直線ではどんどん突き放していく姿は圧巻でした。ネット上でも盛り上がりましたね!
「素質のある馬とは思っていたのですが、気持ちに幼いところや気難しい面がありました。ゲートの中で半立ちしたり、砂を嫌がったり、挟まれると走る気持ちをなくしたり、そういう課題を一つずつクリアしていって、今日は自分の力で走った結果だったと思うので本当にうれしいです。
気まぐれなので、競走馬としてもっと気持ちを出して走れるようになって欲しいです。追い切りでも併せ馬をすると必ず先着するようなスピードは持ち合わせているので、現状では嫌気が差さないようにスムーズな競馬がベストですね」(大宮調教師)
▲デビューから6戦目でのうれしい初勝利(撮影:高橋華代子)
1勝を挙げるのはどの馬も本当に大変なことで、そんな中、ちゃんと初勝利を挙げられたことはすばらしいです。これからも階段をひとつずつ上がっていきながら、持ち合わせた能力を存分に発揮できるようになりますように!
サバノミッソーニの次走は、3月25日(木)の大井開催を予定しています。
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高橋華代子
南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。
プロフィール
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