2021年03月30日(火) 18:00
ルメール騎手が高松宮記念よりこちらを選んだと話題にもなり圧倒的な人気を集めたアメリカンシードだったが…(c)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、GI高松宮記念の直前に行われたマーチSを取りあげます。単勝1.4倍の圧倒的な人気馬アメリカンシードが14着に敗れた波乱の一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“万哲”の異名をもつ小田哲也氏です。まずは断然人気のアメリカンシードについて、「ルメールが本日中京やドバイではなく、この馬に乗っている事実からも人気が沸騰するのは納得」としながらも、「相手はそれなりに強化している」「スムーズに先行できればいいが」「絡まれるようだと、万が一のシーンも」との疑問もしっかりと投げかけていました。
それを踏まえ、本命に抜擢したのが6番人気優勝のレピアーウィットです。前走の武蔵野S10着大敗は「先行して乱ペースに巻き込まれる形」とノーカウントを主張。昨年のマーチS3着の実績にくわえ、その後休み明けで同舞台のラジオ日本賞を快勝したことに触れ、「鉄砲巧者だけに一発あるかもしれない」と強調したのです。
「前走の大敗はノーカウント。同舞台で快勝しているし鉄砲巧者」と見抜いた鋭い読みで、馬連の好配当を射貫いた
もうひとりは、“調教Gメン”こと井内利彰氏です。「2015年から2019年のマーチS(2020年は雪順延のため検証から除外)は、1着馬がすべて追い切り本数が標準以上の併用系統でした」と、得意の精緻な調教分析からスタートします。なんとこれが、5年間で6、8、10、2、8番人気と人気薄馬が多数勝ちきっている調教パターンだったのです。
一方、ダートでは無傷の3連勝中のアメリカンシードは「標準トラック」で、マーチSでは勝てない調教タイプと指摘。代わって「標準併用」のレピアーウィットを本命に推します。また、前走の10着に関しても「これは最終追い切りが南Wで併せ馬を行っていたくらいですから、仕上がっていなかったと判断できます」と興味深い考察も披露してくれていました。
「アメリカンシードの連勝を止めるのは追い切り本数が標準以上の併用系統」と分析し単複でズバリ的中
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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