2021年06月01日(火) 18:00
無敗2冠の期待がかかったエフフォーリアとの叩き合いをハナ差で制したシャフリヤール(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、競馬の祭典・日本ダービーを取りあげます。圧倒的な1番人気が惜敗し、9番人気人気の伏兵が3着に飛びこんできた一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
今回紹介するのは調教捜査官の井内利彰氏です。まずは、日本ダービーを予想する際に重要視していることとして、「最終追い切りが栗東坂路で4F目最速ラップ」という調教パターンを提示してくれました。実際、井内氏はこれにより13年キズナ、16年マカヒキ、18年ワグネリアンに本命を打っています。19年ロジャーバローズのような単勝12番人気での優勝もある強力な調教パターンです。
そして本命◎は、最終追い切りが栗東坂路で4F目12.1秒の最速ラップに該当していた、4番人気シャフリヤールに打ちます。じつは、今回1番人気のエフフォーリアに先着されて3着に終わった共同通信杯でもこの最終追いで出走していましたが、そちらはトラック調教に適性が高いレースだったため逆転は可能という見立てです。
しかも、権利取りのかかった前走の毎日杯が目一杯のレースと思われていたことにも、きっちり調教を精査して反論。当時は最終追い切りが栗東坂路の単走で「その分、余裕がある状態だった」のにくわえ、そこから約2か月レース間隔をあけて成長を促すことができたと、上積みを強調したのです。
また、おなじく共同通信杯組(5着)のステラヴェローチェも、やはり「最終追い切りが栗東坂路で4F目12.2秒の最速ラップ」を根拠に4番手の高い評価。9番人気3着の激走を見事に捉えました。
4人気シャフリヤールの1頭軸でトリプル的中を実現
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ウマい予想家
高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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「終わりなき調教への情熱」<第26回>井内利彰
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