2022年08月03日(水) 18:02
▲メイケイエールと武英智調教師(撮影:稲葉訓也)
可愛い顔とは対照的に、レースでは豊富なスピードを見せ、時に制御が困難になるほどあり余るポテンシャルを有するメイケイエール。個性的な馬にファンも多く、秋はGI初制覇の期待が寄せられます。
そんなメイケイエールは現在、栗東トレセンからほど近いノーザンファームしがらきで英気を養っています。その夏休みの様子にnetkeibaが潜入取材。トレセンでは決して見せることがない姿に、思わず武英智調教師もメロメロになりました。
第1弾ではメイケイエールの夏休みの様子を動画、第2弾では武英調教師とノーザンファームしがらきの松本康宏場長による対談を行います。
(取材・構成=大恵陽子)
栗東トレセンから車で約40分。たぬきなどの信楽焼で有名な地に、ノーザンファームしがらきはあります。
山に囲まれたこの地は、トレセンのある栗東市よりいくらか涼しく、セミや虫の鳴き声をBGMに休養馬たちが運動をしています。
▲山に囲まれた静かな土地は英気を養うのにぴったり(撮影:稲葉訓也)
メイケイエールがやって来たのは、5月の京王杯スプリングカップを勝った直後。
「ここに来ると、トレセンのような速い調教をやる場所じゃない、ということをほとんどの馬が理解しています。メイケイエールもそうで、来るとほぼ同時にオフの状態に切り替わります」
そう話すのはノーザンファームしがらきの松本場長。
そこに7月下旬のある日、武英調教師がメイケイエールの様子を見に来場しました。
歩き姿を確認し、脚元のチェック、そして馬体を全体的に見て松本場長が「いいねぇ」と顔をほころばせると、武英調教師も「だいぶ馬が良くなっていますね」と頬を緩めました。
「トレセンでは日によってツンデレの差が激しい子なんですけど、NFしがらきでは目が穏やかですね」
と、武英調教師はトレセンとは違った様子を話します。
一旦、馬房に帰ったメイケイエールの元に我々取材陣がやって来て馬房の前扉が開けられても、馬房の中央で大人しくじっと何かを待っています。
そこに、武英調教師が入っていき撫でると、甘える仕草を見せたメイケイエール・・・
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武英智調教師
武英智調教師は1980年12月31日、滋賀県生まれ、JRA栗東所属の調教師。2018年に開業し、重賞初制覇はメイケイエールで制した2020年小倉2歳S。
プロフィール
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