2024年12月12日(木) 18:01
▲川田騎手に香港国際競走とチャンピオンズCについて伺います!(撮影:福井麻衣子)
12月、香港国際競走とチャンピオンズCに騎乗した川田将雅騎手。前半はその強さを「憎たらしいくらい(笑)」と語るロマンチックウォリアーを相手に、リバティアイランドと挑んだ香港Cを回顧。4度目の対戦となった“圧倒的な名馬”を前に、赤裸々な心境を明かします──。
後半は西日が印象的だったチャンピオンズCのジョッキーカメラについて。中京だけでなく冬の京都も視界が悪いそうで、最終レースは「目の前の馬も、ほとんど見えていないくらい」という驚きの発言も…。SNSで大きな話題を集めた動画を、詳しく解説いただきました!
(取材・構成=不破由妃子)
──先週は、ロンジン・インターナショナル・ジョッキーズと香港国際競走に参戦し、短期間で香港2往復。本当にお疲れさまでした。香港マイルのジャンタルマンタルは13着、香港Cのリバティアイランドは2着という悔しい結果に終わりましたが、天皇賞(秋)から一転、リバティらしい末脚が見られてホッとしました。
川田 ロマンチックウォリアーには、春(クイーンエリザベス2世C)にプログノーシスでクビ差まで迫りましたが、正直、あのときのロマンチックウォリアーは、あまり具合がいいようには見えなかったんです。でも、今回はパドックでひと目見た瞬間、明らかに具合がいいのがわかって。中内田調教師とも「春とまったく違うね」と話していたんです。
実際の競馬も、香港の競馬史に太く名前が残るチャンピオンの走りそのものでしたが、リバティも本当によく頑張ってくれました。もちろん、負けてしまったことはとても残念ですけどね。
ジャンタルも具合よく当日を迎えられて、レースもとてもいいリズムで走れていたのですが、NHKマイルC以来となる競馬で、4コーナーから動きづらい感じが出始めたときに、直線で激しく接触されてしまった。それが大きなダメージとなり、残念な結果に終わりましたが、海外遠征自体は確実にいい経験になったと思いますので、今後につなげなければと思っています。
──川田さん自身、ロマンチックウォリアーとは4度目の対戦でした。おそらく日本人ジョッキーでは最多かと思うのですが、そんな川田さんから見て、ロマンチックウォリアーはどういう馬?
川田 ホントに強い馬ですよ。憎たらしいくらいにね(笑)。それ以前にね、やっぱり・・・
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川田将雅
1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。
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