「どうしたら平地のジョッキーが乗ってくれるか」若手騎手に広がる障害挑戦の輪──後押しとなる減量制度改正とは?

アプリ限定 2024年12月23日(月) 18:02

加矢太論

▲加矢太騎手が交友関係と障害界の人材について話します(撮影:桂伸也)

障害専門のジョッキーとして話題を集めたデビューから2年9カ月が経過した小牧加矢太騎手。今回は、自身の交友関係について様々なエピソードを交えて紹介します。

仲の良い騎手仲間から、「第二の自厩舎」と呼ぶほど関係の深い厩舎や、「我ながら“名コンビ”」と称するホースマンとのエピソードも次々と明らかに! 最近話題の若手騎手による障害レース参戦について、その背景にある減量制度改正についても思いを語ります──。

(取材・構成=不破由妃子)

2025年から適用される減量制度は「けっこう大きいこと」

──2年前の『加矢太論』では、小野寺祐太騎手、平沢健治元騎手、坂井瑠星騎手との交流を明かしてくれましたが、デビューから2年9カ月が経って、交友関係もだいぶ広がったのではないですか?

加矢太 おかげさまでみなさんと仲良くさせてもらっていますが、今、一番一緒にいることが多いのは黒ちゃんです。

──黒岩悠騎手?

加矢太 はい。遠征先でしょっちゅう飲みに行ってます。黒岩さん、めちゃくちゃいい人なんですよ。黒ちゃんは料理が得意で、僕も料理が好きなので、一緒に作ったりはまだないんですけど、いろいろ教えてもらったりして。本当に何でも知っている大好きな“ウンチク野郎”です(笑)。

──黒岩さんが1983年生まれ、加矢太さんが1996年生まれ。一回り以上違うんですね。

加矢太 黒ちゃんは今、41歳かな。全然見えないですけどね。おしゃれでカッコよくて、僕から見ると隙がないくらいモテ要素がいっぱい詰まっている人。お店でご飯を食べていると、「兄弟ですか?」って聞かれたりするんですよ。雰囲気が似ているのかもしれませんけど、それくらい若々しい人で。だいぶ黒ちゃんのことを語っちゃいましたね。ちょっと自分のなかで盛り上がっちゃった(笑)。

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小牧加矢太

1996年12月24日、兵庫県生まれ。父・小牧太は現役ジョッキー。一度は競馬騎手を志すも、身長の高さから体重制限が難しく、馬術の道へ進む。数々のタイトルを獲得し、2022年にJRAの障害騎手としてデビュー。2024年にはホッコーメヴィウスとのコンビで新潟ジャンプステークスを制し、重賞初制覇。同年には障害リーディングを獲得、JRA賞最優秀障害騎手にも選出され、異例のスピードでトップジョッキーの仲間入りを果たした。

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