2024年12月30日(月) 18:00
ホープフルSを制したクロワデュノール(撮影:下野雄規)
最終的に単勝180円の1番人気に支持されたクロワデュノール(父キタサンブラック)には、小さな死角があった。体調面の不安があって前走の「東京スポーツ杯2歳S」は、いきなりプラス24キロの馬体重。そこから1カ月半後の今回は、水曜計測の馬体重は12キロ減の492キロ。まだ小学生のような若い体に目に見えない負担はかかっていないだろうか。
だが、ホープフルSのパドックに登場したクロワデュノールは、不安を吹き飛ばす素晴らしい馬体作りだった。そこで支持率はさらに高まった。
まだみんなキャリアの浅い2歳馬。力関係は定かではない。断然の1番人気になったクロワデュノール(北村友一騎手)のプレッシャーは大変だったはずだが、人馬ともに落ち着き払って非の打ちどころなし。100点満点のレース運びだった。「4コーナーで勝つと思いました(北村友一騎手)」と振り返る完勝で、3戦3勝。来季のクラシック候補の先頭に立つことになった。「新馬→東京スポーツ杯2歳S→ホープフルS」の無敗の3連勝は、ホープフルSがGIに昇格して以降、2020年ダノンザキッド、2019年コントレイルに次いで史上3頭目になる。また、斎藤崇史調教師=北村友一騎手とのコンビのGI制覇は、2020年のクロノジェネシス以来の快挙だった。
喜びあふれる笑顔でインタビューに答えていた北村友一騎手が、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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