【京成杯・日経新春杯予想】ヴェローチェエラの追い切りは順調? 出走各馬の調教内容をジャッジ

2025年01月16日(木) 18:00

変則的な調整内容がレースに波乱生むか?

 2週続けて月曜日まで開催があった影響で、火曜日全休、水曜日全休明けという日程。厩舎関係者からは「2週続けてこの日程は調整面で難しさがありますね」という声が聞こえており、やはり土曜日、日曜日の開催に照準を合わせて仕上げていくということがルーティーンになっているということでしょう。中山でも中京でも波乱含みのレースが続いているのは、このあたりに影響があったりするかもしれません。

 今週は土日開催ですが、調整は変則。これがまたどんな影響になるかというところですが、京成杯、日経新春杯に関しては各陣営が思った通りの調整で進めることができている印象もあります。

【京成杯/パーティハーン】

 デビュー戦は友道康夫厩舎らしく、最終追い切りがDコース芝馬場でしたが、2戦目は中2週ということもあって、坂路での最終追い切り。そして、今回は中9週だったので、どのような調教パターンを選択してくるか、興味深いところはありました。

 ポイントは1週前追い切りのCWでの3頭併せでしょう。これはデビュー戦の1週前追いと同じ。最後の直線に向いて、エンジンが掛かるまでに時間を要した感があって、ジュントミーには遅れましたが、ポタジェにはきっちり同入。ラスト2Fが11.7秒から11.3秒なら文句なしですし、最終追い切りの坂路では4F目最速ラップを踏んで、しっかりと動くことができています。

調教Gメン研究所

最終追い切りは良好のパーティハーン(1月15日撮影)

【京成杯/ゲルチュタール】

 前走は葉牡丹賞は約3ヶ月ぶりのレースでしたが、追い切りは4本。・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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