2025年01月24日(金) 18:00
新設された「小倉牝馬S」は、従来の愛知杯(最近は同じ1月の中京2000m)を引き継ぐ形になった古馬牝馬の重賞。距離、ハンデ戦に変わりはないが、平坦に近い右回りコースに変わる。小倉の芝コースに好走例があるのは、アリスヴェリテ[2-2-1-0]、コスタボニータ[0-0-1-0]、コンクシェル[2-0-0-0]、ゴールドエクリプス[2-0-1-1]のわずか4頭だけ。ハンデ戦だけに波乱の可能性大だ。
愛知杯は過去「1999年、牝馬限定戦になってからの2010年、2011年、2020年、2024年」の計5回、小倉で行われているが、重馬場だった2020年以外、昨年の1分57秒9を筆頭に、2分を切る時計の速い決着で、5回の勝ち馬は「8、6、2、9、1」番人気。かなり波乱含みだった。小倉は昨年の7月後半から使われていない。良馬場なら、従来の愛知杯と異なる快時計の決着になりそうだ。
年度が変わったばかりなので従来の愛知杯と同様、年齢は問わない。好時計を持つ6歳コスタボニータ(1分56秒6)など、速い持ちタイムのある馬は軽視できない。
コース実績があり、これまでに1分57秒台を2回も記録する人気のアリスヴェリテ、昨年のオークス4着のスケールを誇る4歳クイーンズウォーク、軽ハンデ51キロのオーロラエックスなどが人気上位の有力馬だが、侮れない伏兵は3走前に1800m1分44秒1の軽視できないスピード記録を持つ伏兵シンティレーション(父ロードカナロア)。
前走のエリザベス女王杯は10着だが、直線でレガレイラ(C.ルメール騎手)に横から進路をカット(接触)されて、大きくバランスを崩す致命的な不利があった。それでも懸命に立て直してインから伸び0秒9差なら完敗ではない。直前の追い切りは平凡でも、もう馬体はできている。4勝中3勝までが間隔が空いたあとの快勝。一旦栗東に入り、小倉には直前輸送になるが、当日の気配が良ければシンティレーションからの馬券を買いたい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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