2025年01月31日(金) 18:00
人気でも6歳トーセンリョウ(父ディープインパクト)に期待したい。全兄のトーセンカンビーナは、7歳春までオープンで走った。同じく全兄のファルコニアは、6歳まで平地のオープン馬として6勝し、7歳時には障害入りして2勝している。
総じてタフな一族のトーセンリョウは、脚部難や再三のリフレッシュ放牧を挟みながら、まだ[4-3-0-5]。オープンに出世したのは昨年、5歳の秋になってからだった。格上がりで初重賞挑戦の前走「中日新聞杯」2000mは伏兵として4着だったが、その中身は濃い。勝ったデシエルトには完敗でも、2着は次走のGII・日経新春杯を3馬身差で圧勝したロードデルレイ。3着は先週のGII・AJCCを2着したマテンロウレオ。この2頭と「アタマ、アタマ」差の同タイム4着だった。それもインで詰まり、進路を探すロスがあっての惜しい4着。
今回、負担重量は2キロ増えるが、ずっと組み合わせの楽なオープン特別であり、広い東京コース。18頭立てでもない。1番枠も出負けしない限り断然有利だ。勝機十分。
このレースには、ディープインパクトの事実上の最終世代で、まだJRAに登録がある6歳馬約30頭のなかから、トーセンリョウ、トゥデイイズザデイ、グランスラムアスクの3頭もが出走する。
ディープインパクトの名が知れ渡ったのは3歳の2005年春のこと。もう20年も前になる。種牡馬として11年も連続サイアーランキング1位だったディープインパクトは、昨年は13位。今年は目下圏外。高速の時代は過ぎていくが、7歳アドマイヤハレーは母の父がディープインパクトであり、ディープインパクトは2024年の総合ブルードメアサイアー成績でいよいよ1位に進出。影響力はこれからもずっと続く。
同じディープインパクト産駒のトゥデイイズザデイ、ここなら格上といえるシンリョクカを本線に、7歳馬だが東京向きアドマイヤハレー(母の父ディープインパクト)も買っておきたい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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