2025年02月16日(日) 18:00
ワンターン大箱ダートマイルにおける本格的なスピードを競うレースで、最近はストームキャット(レモンポップ、カフェファラオ、モズアスコット、レッドルゼル)とキングマンボ(ペプチドナイル、レモンポップ、レッドルゼル、エアスピネル)の血が強い。スピードが出る締まった馬場だとストームキャットのナスキロ的スピード、良馬場だとヌレイエフのナスペリオン的パワーが優位、というイメージだ。
たとえば高速決着となった22年(1.33.8重)と21年(1.34.4良)の勝ち馬カフェファラオと、16年(1.34.0重)の勝ち馬モーニンは、ともにストームキャットの血を引きミスタープロスペクターのクロスをもつ。いっぽうヌレイエフ≒ナンバーの3/4同血クロス3×4をもつゴールドドリームは、良馬場のフェブラリーSで[1-2-0-0]と3年連続連対を果たした(走破タイムは1.35.1、1.36.0、1.35.6)。(解説:望田潤)
アーテルアストレア
センチュリオンの姪で、牝祖サンデーエイコーンからはカズペトシーン、タイムズアロー、ワキノカイザーなどダートのオープン馬が続出。父リーチザクラウンはスペシャルウィークの後継種牡馬でクラウンプライドやキョウヘイなどを輩出。母父ワークフォースは凱旋門賞馬。左回りには良績があり、前走チャンピオンズCも一線級相手にそんなに負けていないが、更にスピードが要求される舞台となりプラスファクターはないか。
距離○ スピード○ 底力○ コース○
アンモシエラ
牝祖フェアリードールは子孫にトゥザヴィクトリー、デニムアンドルビー、トゥザグローリー、トゥザワールドなどが出る名繁殖。母サンドクイーンはJRA1勝(ダ1150)。父ブリックスアンドモルタルは北米年度代表馬でイーグルノワールやゴンバデカーブースなどの父。本馬は母がヌレイエフのクロスで自身はロベルトのクロスだから、母方のパワーでダートを走る。揉まれず先行したい血統だが、フルゲートのフェブラリーSでそれが可能かどうか。
ウィリアムバローズ
イチブンの甥で、母ダイアナバローズは紫苑Sの勝ち馬。牝祖フルールロワイヤルは愛オークス2着。母母チッキーズディスコはミルリーフ2×3で芝中距離の重厚な斬れを伝えている。父ミッキーアイルはマイルCS勝ち馬で、牝駒はナムラクレアのような才気溢れるスピード型が出るが、牡駒はパワーに振れやすくダート巧者が多い。母父シンボリクリスエスが強い長手の体型で、重賞勝ちはともに1800m。マイルのHペースでは楽な先行にならないか。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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