2025年02月20日(木) 18:01
▲川田騎手愛用のこだわりアイテム紹介、第2弾!(c)netkeiba
レースで使う“馬具”にこだわることで知られる川田騎手。3週にわたる愛用のアイテム紹介、第2回をお届けします。
今回はこの冬使う防寒着や勝負服、ヘルメットや手袋を紹介。実は勝負服もフリーサイズではなく、専用のサイズを用意しているそう! 川田騎手がジョッキーの中では珍しい色の手袋を使う理由とは…?
(取材・構成=不破由妃子)
──続いては、この時期には欠かせない、プロテクターの下に着る防寒着。触った感じ、紙のように薄い…。
▲いまジョッキーたちの間で主流となっているmont-bellの防寒着(c)netkeiba
川田 そうでしょ? 勝負服の下には着込めないので、これが防寒着なんですよ。このモンベルの防寒着が今は主流なんですけど、プロテクターに比べて丈が長いから、どうしてもプロテクターの下からかなりの生地が出てしまう。
──ああ、川田さんが嫌いな“ゴワゴワ”が生じる。
川田 だから、前の部分をプロテクターの丈に合わせてハサミで切って着ていた。これはモンベルが流行る前に重宝されていたものですが、見てください、丈が短いでしょ?
──ホントだ。川田さんの“ゴワゴワ”嫌いは筋金入り(笑)。
川田 加工して使いやすくはなったものの、見た目もよくないし利便性も悪い。だったら、僕が使いやすいものを作っちゃおうと思って。それがこれです。
▲川田騎手の理想がつまった防寒着!(c)netkeiba
──ちゃんと川田さんのロゴも入っていてカッコいい!
川田 この防寒着の上からプロテクターを着ると、こうなります。
▲プロテクターとあわせてもぴったり!余分がない!(c)netkeiba
前のファスナー部分は短く、後ろは長く。プロテクターの形に合わせて作ったんです。
▲プロテクター単体。このようなかたち。(c)netkeiba
──なるほど。徹底的にこだわりますねぇ。
川田 こうしないと、騎乗姿勢を取ったときに余分な生地がお腹周りに溜まるから。生地が余ってゴワゴワするのがとにかく嫌なんです。僕は今、ワコールの通年用のインナーを着ていて、この時期は寒いから、風を通さないようにその上に防寒着を着て、プロテクターを着る。で、インナーの裾はジョッキーパンツのなかに入れると。勝負服の下は、この状態です。で、夏はノースリーブのインナーに、アームスリーブを付ける。
▲勝負服の下はこのような感じ!(c)netkeiba
──アームスリーブを付ける理由は?
川田 この部分が汗で濡れることによって、・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
川田将雅「VOICE」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
川田将雅
1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。
コラム
馬具の量は“世界一” 川田騎手こだわりのアイテムを紹介!
油断騎乗に見える動作も実は… あえてムチを入れなかったワケ
朝日杯は「本当に嬉しかった」近藤オーナーとの深い“繋がり”
西日が話題のジョッキーカメラ 川田騎手がその脅威を語る
不振続いたラヴェルへのアプローチ エリザベス女王杯の真実を語る
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。