【天皇賞(春)予想】中距離的な資質が要求されやすい長距離GI

アプリ限定 2025年05月01日(木) 18:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。

今週YUTA氏が注目したのは、京都競馬場で行われる天皇賞(春)(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

枠や馬体重もポイントに

 まずはコースの特徴について。

 京都芝3200mは外回りコースを1週半するレイアウトで、スタートは向正面の半ばから。坂を下ったり、位置取り争いなどもあるので、1コーナーを迎えるまではそれなりにペースが流れたりもするが、そこから3コーナーの坂の下りまでは顕著にペースが緩むことが多く、概ね坂を下り始める残り800mからの勝負になりやすいコース設定となっている。

 次にレース傾向について。

 京都で行われた過去10年の3着以内好走馬のうち16頭が2200m以下の重賞で連対経験があった馬となっていて、また、6番人気以下から好走した9頭中5頭もそれに該当していたように、中距離での実績が必要となることが多い。

 これは上でも述べたように残り800mからの勝負となる。つまり、中距離的なスピードが要求されやすいということや、春の京都は高速馬場になりやすいということが主な要因だと考えられる。

 また、コーナーを6回回るコースであること、開催2週目の施行で馬場の内側が不利になりにくいこと、これらが相まってロスなく立ち回りやすい内枠の馬の台頭も目立っている。

YUTAの「この馬どっち?」

 上の表は京都開催の過去10年における枠順別成績をまとめたものだが、5枠から外の枠よりも4枠以内の方が好走率が高くなっているのが見て分かり、5枠から外の枠で好走した12頭中9頭も3番人気以内か、もしくは14頭以内で行われた年の好走馬だったので、仮に穴馬を狙うとしたら、ロスなく運べる可能性が高くなる4枠以内の馬から選ぶのが得策と言えそう。

 そして、長丁場のレースらしく馬体重が軽い馬の方が良績は多くなっているのもポイントで、京都で行われた過去10年の3着以内好走馬のうち14頭が480Kg未満だった一方で、500Kg以上の大型馬で好走したのはキタサンブラック、ゴールドシップ、サトノダイヤモンド、ウインバリアシオン、ディープボンドといった既にGIで勝利や連対経験があった強豪のみであったので、基本的にはやはり馬体重が軽い馬の方を重視した方が良いというのは頭の中に入れておきたい。

【上位人気想定馬ジャッジ】

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

YUTA

2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。

関連情報

新着コラム

コラムを探す