2025年05月02日(金) 18:00
芝にもダートにもGIの組まれていない「距離1400m」には、GIIスワンS、GII阪神Cなどスペシャリストに近いリピーターがいる。この京王杯スプリングCは、2023年も2024年も「レッドモンレーヴ、ウインマーベル」のワン・ツー決着だった。
今年も挑戦するレッドモンレーヴ(父ロードカナロア)は6歳の春。ただし、まだ通算19戦[5-4-1-9]。活力は失われていないとみて、主軸に期待したい。
東京コースの芝1400mは、2023年のこの重賞が初距離だったが、1分20秒3(上がり32秒6)で1着。2024年は1分19秒7(上がり32秒2)でハナ差2着。残り100mの地点では先頭に立っていたウインマーベルを差して2連覇達成と見えたが、ゴールの瞬間の首の上げ下げでハナ差だけ差し返される惜敗になってしまった。
東京の芝1400mに出走したのはこの2回だけ。ともに上がり32秒台で一番外から一気に伸びている。こういう後方からの追い込み脚質なので1番人気ではなかった。
今年も前2戦の着順から人気の中心ではない公算大だが、前走の「オーシャンS1200m」では、断然最速の32秒3で突っ込んでいるから爆発力に衰えはない。
高速決着必至の馬場で、追い込み一手は確かに死角だが、前2年とは違って今年は「12頭」立て。馬群を追走する形になってもコース取りなど、考えられるロスや不利は最小限にとどまるはずだ。
テン乗りになる短期免許のM.ディー騎手は先週から騎乗して[0-3-0-15]。勝ち鞍こそなかったが、日本のレースに最初から対応できていた。レッドモンレーヴの長所を生かし切ってくれるか、少し異なる良さを引き出してくれるか、マイナスになる危険は少ないと思える。
距離ベストのシャドウフューリー以下、ママコチャ、ロジリオン、カンチェンジュンガ、オオバンブルマイが相手だが、東京芝1400mはハイペースにならないケースが多いので、先行するアサカラキングは侮れない。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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