2025年05月04日(日) 18:00
3歳春の芝マイルGIだから、ダイワメジャー(アスコリピチェーノ、マテンロウオリオン、レシステンシア)、ロードカナロア(ダノンスコーピオン、ウンブライル)、キングマン(シュネルマイスター)、リアルインパクト(ラウダシオン)と、いわゆるマイラー種牡馬の産駒が活躍。一方で連対馬の母父をみると、スライゴベイ、ソルジャーホロウ、メディシアン、キングカメハメハ、シンボリクリスエスとこちらは中距離型が多い。ダノンスコーピオン(母父スライゴベイ)、シュネルマイスター(母父ソルジャーホロウ)、レシステンシア(母母父ポリグロート)と、母方にサドラーズウェルズ系の重厚なスタミナが入る馬の好走も目立つ。「父マイラー×母中距離」で、東京マイルの前傾ラップをシッカリ走破できる馬から入りたいレースだ。ロジリオン、シャンパンカラー、ウンブライル、ラウダシオンなど、穴になっているのは前走ファルコンSやニュージーランドTで負けてきた馬。巻き返せる要素があれば狙っていきたい。(解説:望田潤)
アドマイヤズーム
ダノンブレットやヴィアメントの半弟で、母ダイワズームはスイートピーSなどJRA4勝。母母フォルナリーナは現フィリーズレビュー3着。牝祖プレイヤーホイールからはストラティジックマヌーヴァー(北米G1を2勝)、ハートビートソング、フタイテンロックなどが出る。父モーリスはジャックドール、ジェラルディーナ、ピクシーナイトなどを輩出。ヘイロー5×4・5らしい柔軽い脚捌きで、負けたとはいえニュージーランドTも機動力抜群のレース。東京マイルなら後傾戦がベターか。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
アルテヴェローチェ
クルミナルやピオネロの甥で、ククナやアライバルのイトコ。母母クルソラはアルゼンチンの3歳牝馬チャンピオン。父モーリスは1600〜2000の大レースを勝ちまくった名馬で、モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナ、ディヴィーナ、アルナシーム、ルークズネストと同じ。マイル戦では末脚堅実だが、母のリファール4×4から粘着力も受け継いで、鋭いというよりはジワジワ持続的に差す。サウジアラビアRCのように渋って上がりがかかれば浮上。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
イミグラントソング
アドマイヤオウジャやエルビッシュの甥で、トールキンのイトコ。母エルノルテはJRA3勝(芝1200〜1400)。母母シーズオールエルティッシュはボニーミスS(米G2・ダ9F)勝ち馬。父マクフィは英2000ギニーに勝ったドバウィ産駒でメイクビリーヴ(仏2000ギニー)やヴァルツァーシャルなどの父。マクフィ×ディープインパクトはオールアットワンスと同じ。父も牝系もマイラーで、ミルリーフやリヴァーマンの斬れを活かした配合。本来は大箱向きで上がりがかかれば。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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