【天皇賞(春)回顧】シンプルに上手い騎乗だった 長距離適性を発揮したヘデントールへの回顧とは

2025年05月05日(月) 18:00

とうけいば回顧

天皇賞(春)を制したヘデントール(c)netkeiba

 今週は天皇賞(春)!

 長距離戦もしっかりと回顧していきましょう!

2025年5月4日 天皇賞(春)

舞台:京都 芝3,200m
勝ち時計:3:14.0
レースラップ:13.0 - 11.4 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.3 - 12.9 - 12.5 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 12.2 - 11.8 - 11.7
ペース:平均ペース(60.7秒 – 59.6秒)
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:フラット

【レースポイント】

1.道中は1ハロン約12.0秒の淀みない流れ
2.ギアチェンジやトップスピードの質は不要。長距離適性が純粋に問われた

【レース概要】

 前後半60秒、道中は1ハロン約12秒とワンペースな競馬になった今年の天皇賞(春)。

 向正面ではサンライズアースが早めに仕掛けてペースを引き上げたことで締まった流れになり、脚質的な有利・不利はなかった。

 馬場は高速ゆえにやや内が有利だが、1ハロン12秒なら外を回す負荷も大きくない。

 むしろ長距離のレースでは、道中でごちゃついて加減速ある競馬をするより、外をスムーズに走るほうがプラスになる。よって通った進路による有利・不利もなかった。

 以上から今年の天皇賞(春)は純粋な長距離適性が問われ、各馬の能力が発揮されやすい競馬になった。

 よって、道中で大きな不利を受けた馬は不在。上位を占めたのは4歳馬で、今後の成長も十分に見込めることから、しばらくは長距離路線での活躍が続くだろう。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:ヘデントール 4点
 好スタートで中団イン。向正面のペースアップでもじっくり構えて折り合い重視。3、4コーナーでやや前が壁になる部分はあるが、おおむねスムーズに進路を確保すると差し切って勝利。・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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