2025年05月05日(月) 18:00
天皇賞(春)を制したヘデントール(c)netkeiba
1番人気ヘデントール(父ルーラーシップ)の勝ち時計3分14秒0は、2016年キタサンブラックの3分12秒5、2006年ディープインパクトの3分13秒4、2012年ビートブラックの3分13秒8に次ぐ、京都の天皇賞(春)の史上4位の速いタイムだった。
長丁場だけに芝コンディションの差が大きく影響するが、速い時計を記録した2頭は大変な名馬なので、かなり高いレベルの京都3200mだったことは間違いない。5歳以上馬にビッグネームが限られていたため、上位4着まで4歳馬が独占。3着までを4歳馬が独占したのは「テイエムオペラオー、ラスカルスズカ、ナリタトップロード」で決着した2000年以来のことだった。
一番の好スタートを決め、そこから鞍上のD.レーン騎手が理想のポジションと考えた中団のインを確保したのがヘデントール。向正面でマイネルエンペラー(父ゴールドシップ)、2番人気サンライズアース(父レイデオロ)が早めに動き、さらにはジャスティンパレス(父ディープインパクト)、ショウナンラプンタ(父キズナ)などライバルと思える馬が動くのを確認しながら、包まれる危険を避けるように進路を少し変えつつ外へ。4コーナー手前までヘデントールをうながすことはほとんどなく、動かなかった。
外に回るタイミングが絶妙。もちろんヘデントールに高い能力があってこその天皇賞(春)の勝利だが、道中でまったく馬に負担をかけない騎乗はあまりに見事だった。・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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