アプリ限定 2025年05月14日(水) 12:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。
今週のれん氏が注目したのは、東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
ヴィクトリアマイルは名前の通り牝馬限定のマイル戦のレースだが、牝馬路線のレース体系を参考にすると力関係を読み取りやすい。
牝馬クラシック路線は桜花賞までは阪神JF含め格の高いレースはほぼ1600mで行われ、そこから2400mのオークスに一気に距離が延びることになる。オークスは今年も特別登録時点で4/6の収得賞金400万円の新馬未勝利を勝っただけの馬が出走できるように、距離への不安から回避する陣営も多いが、基本桜花賞まではほぼ例外なくそこを目標にして戦っていく。
つまり、極端な道悪などの特殊な条件でない限り桜花賞で上位に来る馬はイコール1600m戦において世代の中でも能力がトップクラスに高いということであり、年齢を重ねてヴィクトリアマイルの舞台になっても桜花賞で上位に走った馬の成績はかなり優秀。逆に好走できなかった馬の成績は低迷していて、ワンターンで直線が長いコースのマイル戦という似た舞台で行われるだけに、一度ついた序列はそう簡単にひっくり返らないことが読み取れる。
レース創設以降、一昨年までは2008年を除いて毎年2頭以上桜花賞で3着以内に入った馬が出走していたが、昨年は初めてその条件に当てはまる馬の出走が無かった。これには様々な要因があるとは思うが、それは置いておいて出走馬のレベル的には疑問符が付けられるだろう。
繁殖に上がることを考えると牝馬は牡馬に比べ長く現役を続ける馬が少なく、大手牧場系クラブ馬は6歳3月定年のところが殆どであることを考えても基本的には4歳と5歳での争いになるレースだが、昨年は2頭だけの出走だった6歳のテンハッピーローズとフィアスプライドのワンツーフィニッシュで大波乱となったのも偶然ではないはず。
その2頭も繁殖入りして今年は出走せず、6歳以上の登録馬は除外対象のヒルノローザンヌだけ。となると4歳と5歳でどちらを重視するべきかということになるが、昨年のヴィクトリアマイルが6歳馬2頭での決着になったのは現5歳勢が不甲斐なかったのも大きな要因としてあったはずで、今回の前哨戦の阪神牝馬Sでは3勝クラスを勝ち上がっていない4歳馬が2頭馬券になっていた。
阪神JFから桜花賞でワンツーした2頭など、クラシック上位組がしっかり出走してきた今年は4歳が上位を独占する未来も十分にありうるだろう。
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のれん
人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。
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