【独占手記】インドでも頑張れ! キラーアビリティへ関係者たちからの手紙

2025年05月19日(月) 18:01

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▲福田助手らが“キラー”との思い出を明かしてくれました(提供:福田助手)

先日、インドでの種牡馬入りが発表されたキラーアビリティ。2歳時にホープフルSでGI制覇を果たした後も、中日新聞杯勝利や、昨年のサウジアラビア・ネオムターフCでは2着など、国内外でその走りを見せてきました。

現役時代、多くの時間を共にした担当の福田博幸調教助手にとってはホープフルSがGI初制覇であり、さらには初めて乗った時にある感触に衝撃を受けたとか。嬉しさもあれば、涙を流したこともあったキラーアビリティとの時間。インドへ旅立つ同馬への手紙を書いていただきました。

また、同馬のオーナーであるキャロットファームに、インドでの種牡馬入りの経緯やメッセージも伺いました。

(取材・構成:大恵陽子)

「二人でウルっときた」日本ダービーのわけ

キラーへ。

 インドでの種牡馬入り、おめでとう。種牡馬になれる馬は本当にごく一部だから、この話を聞いた時は嬉しかったし、良かったなと思ったよ。インドでは日本馬も何頭か種牡馬になっているみたいで、ちょうどキラーの種牡馬入りのニュースではフィエロ産駒がインドダービーを勝ったとも書いてあったので、それに続くような種牡馬になってくれたら、と思ってる。

 デビュー2戦目から担当することになって、これまで乗ったことのない乗り味にビックリしたのを覚えています。とにかくバネ感がすごかった。それまでもディープインパクト産駒には乗ったことがあったけど、その中でもバネがすごくて、ダク(速歩)からサスペンションが利いているような感じ。

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▲2戦目で初勝利を挙げた(c)netkeiba

 仙骨(お尻の上辺あたり)の周りの関節がすごく柔らかくて、走っているとトモがバンバン前に入ってきたよね。トモに力があるというより、・・・

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