【ヴィクトリアM回顧】前日の雨が影響し大混戦だったヴィクトリアM回顧とは?

2025年05月19日(月) 18:00

とうけいば回顧

ヴィクトリアマイルを制したアスコリピチェーノ(撮影:下野雄規)

 今週はヴィクトリアマイル!

 大混戦のレースでしたね。しっかりと精査していきましょう。

2025年5月18日 ヴィクトリアマイル

舞台:東京 芝1,600m
勝ち時計:1:32.1
レースラップ:12.2 - 10.6 - 11.1 - 11.5 - 11.4 - 11.3 - 11.9 - 12.1
ペース:ハイペース(45.4秒 – 46.7秒)
風向き:直線やや向かい風
脚質:フラット
馬場:直線やや外有利

【レースポイント】

1.レースラップはHペースだが、離れた2番手は平均ペースで脚質の有利・不利は少ない
2.馬場はやや外伸び。多くの馬が外を走っており、進路取りによるバイアスは少ない
3.東京芝1600mらしく、各馬の能力が問われやすい競馬になった

【レース概要】

 良馬場とはいえ、前日の雨の影響が残る芝状態。

 レースは前後半800mが45.4秒 – 46.7秒と、風向きを考慮してもHペース。

 ただし逃げたアリスヴェリテはHペースで逃げてこそのタイプで、大きな不利にはなっていない。また、離れた2番手(アドマイヤマツリ)は前後半800mを46秒前後で走っていることからも、ペースによる大きなバイアスはない。

 よって脚質による有利・不利のないレースとなった。

 馬場は雨の影響で内がやや荒れており、外を回した馬が好走しやすい馬場状態。

 それでも内・外で大きな差があるほど荒れているわけではなく、また余力の大きい馬は馬場の外に進路を確保してから追い出すことが可能だった。よって、直線はやや外が有利とはいえ、進路取りによる大きなバイアスもなかった。

 以上から今年のヴィクトリアマイルは東京芝1600mらしく、各馬の能力が発揮されやすいレースとなった。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:アスコリピチェーノ 3点
 やや出負けして後方。クイーンズウォークの後ろで終始マークすると、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

関連情報

新着コラム

コラムを探す