【平安S・オークス予想】今週末は空模様にも要注目 重賞に出走する有力馬の調教内容をチェック

2025年05月21日(水) 18:00

アルマヴェローチェは調教内容からは軽視できない?

 20日、火曜日の栗東は灼熱の暑さでしたが、水曜日以降は雨が降る予報もあり、週末の東京は最高気温で20℃くらいになりそう。これだけ気温差があると馬もかなり大変だと思いますが、先週日曜日の東京競馬場はかなり蒸し暑く、ヴィクトリアマイルに出走していた各馬も発汗が目立っていたので、そういった意味では馬にとっては適温でレースが行われるかもしれません。

 ただ、お天気は微妙。雨が降っても決して時計のかかる馬場にはならない東京芝。それが近年のオークスの決着時計の速さになっているのでしょう。調教適性に関しては想定される決着時計によって方向性を決めようと思っていただけに、もう少し正確な天気予報が出てから考えてみようと思います。

【平安S/ロードクロンヌ】

 4連勝が止まった前走。2走前が休み明けでも追い切り本数の少ない状態での3勝クラス勝ち。この時の余裕が前走の中2週でも重賞3着という結果になったように思います。追い切り本数が少なくても結果を出せるようなタイプですから、今回のように少しくらいレース間隔があいても全く問題ありません。

 ただ、気になるのは1週前追い切り。CWで3歳1勝クラスを追走して手応え劣勢。確かにこの相手には3勝クラスで勝った時の1週前追いでも手応え劣勢でした。2勝クラスを勝った時の最終追いでもCWでは併せ馬に遅れていたので、遅れを気にするタイプではないのかもしれませんが、それにしても、という感じはあります。

調教Gメン研究所

併せ馬の手応えが劣勢だったロードクロンヌ(5月20日撮影)

【平安S/ジンセイ】

 過去10年の平安S3着以内馬の前走を見ても、3勝クラスからここを使って馬券圏内に入った馬はいません。いくら京都ダート1900mで2勝しているからといっても、えらく人気を集めたものだなというのが正直な感想。まあ、それだけ実績馬の層が薄いのかもしれません。・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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