アプリ限定 2025年05月22日(木) 18:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、東京競馬場で行われるオークス(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
まずはコースの特徴について。
東京芝2400mは直線が長いということ以外は至って標準的なコースレイアウトであり、各馬が能力を発揮しやすい条件。ペースはメンバー構成によってまちまちではあるが、概ねスローペースからのラスト3〜4Fの勝負になることが大半で、高い瞬発力が必要不可欠となってくる。
次にレース傾向について。
ほとんどの馬にとって2400mは初めて経験する距離であること、つまり、出走馬の大半が前走から距離延長で臨んでくることにより、道中のペースがそれほど緩まない傾向が見られる。その結果、先行馬にはタフな展開となって差し馬の台頭が多く、過去10年の3着以内好走馬30頭のうち16頭が4角8番手以下から追い込んできた馬であった。
また、差し馬が多く台頭しているということは、上がり3Fで上位の脚を使った馬が圧倒的に優勢であるとも言え、過去10年の勝ち馬のうち8頭がメンバー中最速の上がりをマークしていて、さらに、2007年以降は上がり2位以内の馬が毎年必ず馬券圏内に来ているように、いかに速い上がりをマークできるかがこのレースにおいては極めて重要なポイントとなっている。
そして、馬体重もこのレースにおいては注目しておいた方が良いファクター。
上の表は過去10年の馬体重別成績をまとめたものだが、460〜479kgの中型馬の好走率が抜けて高くなっているのが見て分かる。これは2400mが牝馬にとっては非常に長い距離となるので、馬格があり過ぎると長い距離を走るのにはあまり向いていないことが多く、かといって小柄過ぎると多頭数のGIで戦うには底力不足になるということが主な要因と考えられる。
以上のことをふまえて今年のメンバーを見てみると、前向きさが強く、緩急をつける走りが得意ではなさそうなエリカエクスプレスや、持久力勝負に持ち込みたいであろうレーゼドラマがいるので、現時点ではスタミナを要するタフな展開になる可能性が高いとみている。
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YUTA
2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。
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