2025年05月23日(金) 18:00
平安Sは5月下旬の距離1900mになって以降、中京で開催された2回を含め11年も連続して「4歳馬か5歳馬」が勝っている。もちろん、タフなベテランの食い込みもあるが、時期的にダート界の世代交代も確実に進んでいるからだ。
5歳馬ブライアンセンス(父ホッコータルマエ)の上昇度に注目したい。今年の2連勝はともに小差で、ねじ伏せるような迫力はないが、一段のパワーアップが期待できる。
ブライアンセンスの父ホッコータルマエ(その父キングカメハメハ)は国内のダート36戦17勝(GI格10勝)のダート界のチャンピオン。今年は目下、公営の種牡馬ランキング1位に躍進。その父キングカメハメハも、母の父ブライアンズタイムもダート界のチャンピオン種牡馬だった。
ブライアンセンスの半兄マイネルストラトスはダート中心に全国で81戦8勝のタフガイだった。同じく半兄の現役の8歳馬エンデュミオンは障害戦を含め48戦6勝。
これら兄弟の母になるヒラボクビジンもタフな牝馬で26戦4勝馬。2015年の平安Sなどダート33戦11勝だったインカンテーションの半姉にあたる。ブライアンセンスの母方に配されてきた種牡馬は、マキャベリアン、ブライアンズタイム。そして父にホッコータルマエ。高いダート適性を誇るタフな種牡馬ばかりが連続している。
ブライアンセンスの今回の相手は強力だが、タフな成長力に注目してこれからまだ強くなるはずの未来に期待したい。関東所属馬ながら、京都ダートは[3-0-0-1]。主戦騎手となった岩田望来騎手(24)は、先週6勝もして41勝となり、騎手ランキング目下6位。絶好調だ。日曜日の「オークス」はアルマヴェローチェに騎乗する。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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