【安田記念予想】いよいよ世代交代の時?

アプリ限定 2025年06月04日(水) 12:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

今週のれん氏が注目したのは、東京競馬場で行われる安田記念(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

芝マイル路線の世代別からから分かる傾向

 先週の土曜日は9Rが落雷の影響で中止となるなど強い雨の中での開催となったが、雨の上がった日曜日はしっかり晴れたこともあって馬場は驚異的な回復を見せた。

 まさに雨降って地固まるといった感じで、内が踏み固められたからなのか日曜10Rのむらさき賞では前半1000m56.8秒のペースを2番手で進んでいたパワーホールが0.4秒差の5着に粘ったように内有利と言っていい馬場状態。

 近年の東京芝はDコースの時を除くとほとんど内有利になることはなく、安田記念も近5年の勝ち馬は昨年のロマンチックウォリアーを除いた4頭が7枠より外。短い距離からの参戦が減ったこともあってここ数年はペースも流れなくなり、サリオスやシュネルマイスター、ナミュールにソウルラッシュといった1800m型が差してくるレースになっている。

 今年も東京を除く1400m以下で実績を残しているのがウインマーベルとマッドクールぐらいで、どちらかというと中距離寄りの馬が多い。そういう意味では先週日曜の馬場が継続するなら近年の傾向と違ってこの2頭が先行して残るパターンも狙えそうなので、前日から馬場はしっかりチェックしたい。

 もう一つメンバー的な観点で言うと、昨年のマイル路線は4歳馬の突き上げが無かった影響で、引退したソングラインやシュネルマイスターが抜けたところにそのまま繰り上がったような形であまり代わり映えのしないメンバーとなり、安田記念はロマンチックウォリアーが一番人気で勝利。マイルCSはブレイディヴェーグにチャリンといった別路線から来た馬が人気になっていた。結果的にソウルラッシュが6歳にして全盛期を迎えたことで面目を保ったものの、路線全体のレベルはあまり高くなかった印象。

のれんの腕押し

 ここ1年の芝マイル路線を世代別成績で見ると、すぐ上の世代が不甲斐ない分ある程度は当然ではあるものの、4歳馬の好成績が目立っている。

 今回は5歳馬がブレイディヴェーグとシャンパンカラー2頭だけの登録で、なかなか成長を見込みづらい6歳以上の馬が多いとなるとまだまだ成長期にある4歳馬に期待したくなる。

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のれん

人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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