【安田記念など予想】ドバイターフを制したソウルラッシュの仕上がりは? 有力馬たちの調教内容をチェック

2025年06月04日(水) 18:00

今週から新馬戦がスタート

 先週の日本ダービー。当日は東京競馬場での仕事があり、パドックは最初から見ることができ、現地観戦もできました。クロワデュノールはパドックの最初から最後まで落ち着き払っていて、素晴らしい姿。馬券は単勝しか的中しませんでしたが、デビュー前から「この馬がダービーを勝つ」と思っていた答え合わせを目の前で見ることができて、本当に良かったなと思います。

 そして、今週からは来年の日本ダービーを目指す馬たちがデビュー。今週からの予想バイブル「調教のミカタ」では週末の新馬戦から調教で目立つ馬を取り上げて、どういった部分が良いところなのか、また伸びしろはどこなのか、といったところをしっかりと解説できるコラムを展開していこうと思います。興味のある方はぜひ、ご覧ください。

【安田記念/ソウルラッシュ】

 ドバイターフ以来のレースではありますが、当時は絶好調で現地のレースを迎えることができたのではないかと予測しています。それがあのレース結果に繋がったと思うので、そこから今回に向けてというのは、レース間隔を考えても、なかなか難しいところもあったのではないかなと思います。

 ただ、栗東での追い切りに関しては本当に文句のつけようがない、むしろ絶好調だよねという表現しかない動き。坂路での最終追い切りもゴール前でグンと加速する11.8秒のラップを踏みました。ただ、前半は珍しく、14.0秒から14.1秒のちぐはぐラップ。ちなみにマイルCSの最終追いの前半は14.7秒、13.9秒で4F目11.9秒でしたから、客観的に見た時はここだけが気になります。

調教Gメン研究所

追い切りは文句のつけようがない動きだったソウルラッシュ(5月29日撮影)

【安田記念/ジャンタルマンタル】

 前走香港マイルは初めての海外遠征に加えて・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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