【矢作芳人師×前川恭子師】異例の“馬に乗らない技術調教師” それでも評価を爆上がりさせた仕事術とは? 師弟対談/第2回

2025年06月04日(水) 18:02

馬ラエティBOX

▲矢作師と前川師の師弟対談第2回(撮影:稲葉訓也)

日本を代表するトップトレーナー・矢作芳人調教師が、注目のホースマンと対談する企画。第一弾は、JRAの歴史を塗り替えた前川恭子調教師です。

調教師試験の合格発表と同時に矢作厩舎の門戸を叩いた前川師ですが、研修中は「馬には乗らない」という異例の申し入れをしました。「ならば、どういう動きを取るのか?」と窺っていた矢作師ですが、想像を超える仕事ぶりに驚かされたそう。女性の強みも生かした、前川師の仕事術に迫ります!

(取材・構成=不破由妃子)

「うちの厩舎は忙しいから、スタッフは本当に助かったと思う」

──調教師試験の合格発表と同時に矢作厩舎の門戸を叩いたということですが、その申し出を受けたとき、矢作先生はどういった印象を受けましたか?

矢作 俺は来る者は拒まずなので、もともとNOという選択肢はなかったけど、前川の場合、前提として「うちの馬の調教はできない」ということでね。別にそれは構わないとして、大概の技術調教師は、調教に乗るのも含めて助手と同じ仕事をするので、馬に乗らずにどういう動きを取るのかな…と最初は思ってたね。

──調教には乗らないというのは、どういった理由から?・・・

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