【宝塚記念・函館SS予想】今週は春のグランプリが開催! 重賞に出走する有力馬たちの調教内容は?

2025年06月11日(水) 18:00

今年から施行週が早まった宝塚記念

 今週は宝塚記念。今年から2週早い開催となりましたが、先週の土曜メイン、垂水Sは阪神芝2000mで1分58秒6。1000m、58秒8で流れた3歳以上3勝クラスとはいえ、開幕週らしい速い時計が出たレースになっています。今週も良馬場なら過去の宝塚記念とは違う傾向になるかもと思いましたが、週中から雨になっているので、馬場悪化の中でのレースを避けることができないような感じ。予想の基本は例年通りでよいのかなと思います。

 そして、今週はウマい馬券の「無料予想」を担当。たくさんの方に僕の宝塚記念の予想をご覧いただきたいと思います。そして、レース当日は「ウマい予想LIVE」に出演させていただきます。雨の影響をどのくらい受けた馬場状態なのか、どのような傾向になっているのか、当日ならではのライブ感をしっかりとお伝えできるような出演にしたいと思っていますので、こちらもぜひご覧にいただけますと幸いです。

【函館SS/ナムラクレア】

 57キロという斤量は牡馬換算だと59キロではありますが、高松宮記念3年連続2着というGI実績を考えると、決して重い斤量ではないのかもしれません。ただ、ここを使う理由は秋のスプリンターズSへのレース間隔も考慮してのものではないのかなと思うだけに、是が非でもここを勝って、という雰囲気はどうなのかなと思います。

 ただ、栗東での追い切りは本当に丁寧に消化しています。2週前追い切りから坂路では4F52秒台をマークしていて、週末にも追い切りを消化しています。急仕上げとかっていうことではないので、大崩れするようなことは考えにくいのですが、他との斤量差を考えると、何かにあっさり負けるということはありそうです。

調教Gメン研究所

追い切りは丁寧に消化しているナムラクレア(6月3日撮影)

【函館SS/ビッグシーザー】

 高松宮記念以来のレースになりますが、栗東では5月14日から追い切りを開始。週中オンリーの追い切りなので、追い切り本数としてはかなり少なくなります。ちなみに・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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