【宝塚記念予想】持久力の高さが問われやすいタフなGI

アプリ限定 2025年06月12日(木) 18:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。

今週YUTA氏が注目したのは、阪神競馬場で行われる宝塚記念(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

梅雨時らしく馬場も鍵に

 まずはコースの特徴について。

 阪神芝2200mは4角出口付近からのスタートで、最初のコーナーである1角までの距離が500m以上と長いことから、序盤からペースが上がることが多く、また、内回りコースということで仕掛けも早くなりやすい傾向があり、ロングスパート勝負で持久力の高さが問われるタフなコースとなっている。

 次にレース傾向について。

 コース傾向通り前半からペースが流れるタフな展開になることが多く、特に16頭以上の多頭数で行われた際にそれが顕著になっている。

YUTAの「この馬どっち?」

 上の表は過去20年における16頭立て以上で行われた年の前後半5Fのラップをまとめたものだが、典型的な逃げ馬が不在だった2015年を除けば、9年全てで前半の方が速い前傾ラップになっているのが見て分かる。

 そのうえ、タフな馬場になりやすい梅雨時の開催最終週に行われていたこともあり、これらの年の3着以内好走馬の大半は3角8番手以下から追い込んできた馬であった。一方で、3角4番手以内から好走したのはわずか4頭と苦戦傾向が見られており、多頭数戦では基本的に差し馬を重視するのが得策と言えそう。

 ただ、今年から開催2週目での施行に変更されたので、雨が多く降ったりしなければ例年よりも馬場の傷みが少なくなり、先行馬や内をロスなく立ち回ってくる馬が有利になる可能性があることは頭の中に留めておきたい。

 また、タイトな流れということでスタミナの重要度も高く、多頭数戦で前傾ラップになった年の好走馬の大半は、レース上がりが35.0秒以上掛かった2200m以上の重賞で勝利経験があった馬であり、タフな馬場になった際はより重視すべき要素となってくるだろう。

【上位人気想定馬ジャッジ】

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YUTA

2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。

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