【ラジオNIKKEI賞予想】開幕週の小回り1800のハンデ戦 ダンジグの機動力が毎年穴に

2025年06月22日(日) 18:00

開幕週の福島芝1800で行われるハンデ重賞。24年4人気2着シリウスコルト(父マクフィ)、23年4人気2着シルトホルン(ダンジグ4×3)、22年8人気2着ショウナンマグマ(父ザファクター)、21年7人気3着ノースブリッジ(父モーリス)、20年8人気1着バビット(父ナカヤマフェスタ)と、ダンジグの血を引く馬が毎年馬券に絡み穴になっている。小回り1800の機動力はダンジグということで、取り上げたなかでこの血を引くのはトレサフィール(Danzig5×5)だけ。(解説:望田潤)

エーオーキング

 ユメハハテシナクの半弟で、母テイコフトウショウはJRA3勝(芝1800〜2200)。トウショウカレッジ、ウオッカ、シスタートウショウ、シーイズトウショウも同牝系。父リアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄でフォーエバーヤング、レーベンスティール、チカッパなどを出している。水仙賞は超スローに落として逃げ切り。母父タイキシャトルの逃げ馬といえばバビットと重なるし、ヘイローのクロス馬らしい脚捌きで小回り1800も合っているだろう。

距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎

ショウナンマクベス

 スタッドリーやオーケーカルメンの半弟で、シャトーブランシュの甥で、イクイノックスやヴァイスメテオールのイトコ。母ウインフロレゾンはJRA2勝(芝1600〜2400)。牝祖メゾンブランシュはクイーンS3着。父リオンディーズは名牝シーザリオの息子で朝日杯FSに勝ち、ミュージアムマイルやテーオーロイヤルなどを出している。母方のハイペリオン的粘着力を受け、先行しぶとい中距離馬。適性的には小回り1800より大箱2000がベターだろう。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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