【田中勝春調教師】シリウスコルトは「まだ大関になりたて、横綱を目指して欲しい」──“親方”が明かす、七夕賞に挑む“愛弟子”への想い

2025年07月06日(日) 18:00

今週のFace

▲重賞2勝目を狙う田中勝春調教師に話を伺いました(撮影:小金井邦祥)

13日、福島競馬場で行われる七夕賞。この舞台に人気の一角として挑むのは、前走新潟大賞典で重賞初制覇を挙げた田中勝春調教師とシリウスコルトです。

今年3月、付き合いも長かった宗像厩舎を引き継ぐ形で厩舎開業となった田中師。それからわずか2か月足らずでの重賞初タイトルに「いいスタートを切れた」と笑みがこぼれます。しかし“元ジョッキー”の経歴を生かし調教にも騎乗されているのかと思いきや、「それほど馬乗りは好きじゃないから(笑)」と冗談交じりに乗っていないことを告白。その意外な訳や、理想の厩舎像、デビュー前からその背中を知っていたというシリウスコルトとの歩みを明かしてくれました。

(取材・構成=和久時秋)

厩舎の方針は「みんなを見守り、相撲部屋のように」

──開業2か月余りで新潟大賞典を制しました。

田中 馬の状態も良かったし、競馬もスムーズにいったからね。新潟の長い直線をよく踏ん張ってくれた。序盤の力みは想定内だったけど、ハナに行かせたジョッキーの判断も良かったね。

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▲シリウスコルトで新潟大賞典を制覇(撮影:小金井邦祥)

──ここまでの厩舎の歩みを振り返って。

田中 重賞も勝たせてもらったし、いいスタートを切れたと言っていいじゃないかな。新潟大賞典を勝って周りもすごく喜んでくれたし、たくさんお祝いもしてくれた。本当に良かったよ。

──宗像先生や石毛先生の厩舎の馬を引き継ぎましたが、お二人はどんな方でしたか。

田中 どっちも優しい先生だったよね。特に宗像先生は引き継ぐ馬も多かったし、付き合いも長いからさ。

──何かアドバイスは?・・・

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