2025年07月07日(月) 18:02
▲水口優也さんと山口真未さんのスペシャル対談が実現(撮影:稲葉訓也)
netkeibaとnetkeirinの初コラボ企画、元ガールズケイリン選手の山口真未さんと、7月1日付けで騎手を引退した水口優也さんの対談。先週公開した前編では、各競技でのプロデビューまでの道のりや、30代という若さでの現役引退を決断するまでの心境を語っていただきました。
後編のテーマは「セカンドキャリア」について。対談が進んでいくうちに、共通する夢を抱いていることが判明。現在、山口さんが研究している「アスリート育成パスウェイ」が、競馬や馬術にもつながりそうで…!? ふたりの情熱で、両業界の未来が動き出します。
前回はこちら▼
(取材・構成:大恵陽子、撮影:稲葉訓也、対談日:2025年6月25日)
──山口さんはこれまでの経験を生かして、これからどういうことをしていきたいですか?
山口 陸上に自転車と、せっかくスポーツに関わらせていただいたので、スポーツ界に恩返ししていきたいという思いが一番核にあります。その中で、自転車競技に関わらせていただいて好きにもなれたので、チームを持ちたいという夢もあります。大学のチームになるのか実業団になるのか、どういうご縁に恵まれるのかまだ分からないですけど、拠点を据えて選手の育成をしたいです。
もう一つは、教育現場にスポーツの道を作る恩返しをしたいです。アスリート育成パスウェイという、子どもたちがスポーツに触れてオリンピック選手を目指すまでどういう道筋を作ればメダルに近づけるか、という研究があります。心理的な要因、家庭環境、その他様々な環境が関わっていて、「これをやれば」という簡単なものではなくて奥深いです。
──水口さんは乗馬クラブで働いて、まずはインストラクターの資格を取ることから始めるとのこと。その先に、例えば騎手など競馬界を目指す子どもたちの育成に携わる可能性もありますか?
水口 引退したばかりで、人に教えることも始めていないので、将来については具体的にはまだ思い描けていません。僕自身、騎手をしていたから騎手を目指す人、つまり競馬学校合格を目指す人を育てたいとは思いますけど、いまは競馬界が人材不足。幅広く、馬産業に携わる人を育てたいという思いもあります。自分がどこまで教えられるかは未知な部分なので、勉強をしながらやりたいこととすり合わせていきたいですが、人を育てたいというのは揺るがない思いです。
▲「人を育てたい」という揺るがない思いがある(撮影:稲葉訓也)
──それぞれの業界のセカンドキャリアは色々あると思います。競馬だと、調教師や調教助手、厩務員になる人が多いですが、競輪界は?
山口 引退後の道は鍼灸師や起業など人それぞれですが、生涯の職業として競輪選手になる人が多いので、・・・
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昨日ラストランを終えた水口優也騎手 引退エゴサーチで実感したファンの方々の評価に…泣
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