アプリ限定 2025年07月09日(水) 12:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。
今週のれん氏が注目したのは、福島競馬場で行われる七夕賞(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
夏の福島開催唯一の古馬混合重賞となる七夕賞。1980年に現在と同じ時期の福島芝2000m開催となり、2012年までは8日間の2回福島開催最終日施行だったが、2013年から開幕が2週後ろにずれたことによって開催4日目のAコース最終日開催となった。
そして今年からは1週開幕が前倒しになったことでBコース2日目開催に。七夕賞という名前だけあって開催時期は動かしにくいのか、福島開催の変遷に伴って条件が変化していっている。
とはいえ近年は福島と言っても馬場がそう簡単に悪くなることはないので、Aコース最終日とは言っても外差しがバンバン決まるようなことは起きにくくなった。元々福島芝2000m自体が初角まで長い上、向正面まで基本下りが続くコースでハイペースを引き起こしやすいので、Bコース初週に替わってもそう大きくレース質が変わることは無さそう。
むしろ影響が大きそうなのが、これまで1か月ほどの間隔があった小倉記念が週続きでの開催となったことで、七夕賞→小倉記念のローテーションがほぼ消滅した。サマー2000シリーズで見るとハンデ戦の函館記念or七夕賞or小倉記念→別定戦の札幌記念or新潟記念というレース選択が基本となり、実際には北海道シリーズと本州シリーズで別れる可能性が高いだろう。
過去10年で七夕賞を走った馬の次走138頭中31頭が小倉記念だったことを考えても影響は大きく、その31頭の内25頭は関西馬だった。関東馬が小倉を使うハードルは高いので関西馬が多いのは当然だが、それを考えると過去10年関東馬73頭、関西馬63頭と大きな差はなかった七夕賞の出走数も関西馬の割合が減る可能性が高い。
実際特別登録を見ても関西馬は15頭中4頭だけだった。以前に比べれば東西の格差も少なくなってはいると思うが、それでもまだまだ関西馬の方が強い傾向は変わっていないのでどうしてもレースのレベル感としては低下するだろう。
今後これが続けばほぼ関西馬同士になる小倉記念より七夕賞を狙ってくる陣営も多く出てくるだろうが、しばらくはハンデ戦らしく格上挑戦の馬が軽量を生かして好走しやすいレースになるのではないかというのが個人的な見解。
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のれん
人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。
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