アプリ限定 2025年07月10日(木) 18:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、福島競馬場で行われる七夕賞(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
まずはコースの特徴について。
福島芝2000mは4コーナー奥のポケットからのスタートで、1コーナーまでの距離が約500mと非常に長いことから序盤のペースが上がりやすく、また、3,4コーナーもスピードが落ちにくいスパイラルカーブが導入されているので、終始ペースが緩まずに持久力の高さが問われやすいタフなコースとなっている。
次にレース傾向について。
コース傾向通り序盤からペースが上がる展開が多いということもあり、差し馬の台頭が非常に目立っていて、過去10年の3着以内好走馬30頭のうち18頭が2角で7番手以下に位置していた馬であり、その内0.5秒以上の後傾ラップとなった2015年,2023年を除くと、24頭中16頭となってさらに好走率が上がるように、ペースが落ち着きそうなメンバー構成でなければ、基本的には差し馬を重視するのが得策と言える。
また、ハンデ戦ということで過去10年の斤量別成績も見てみると、以下の表のようになる。
ハンデ戦ともなると重斤量馬を嫌いたくなりがちではあるものの、57kg以上の馬が8勝しているように、どちらかというと軽斤量馬よりも重斤量馬の方が好走率は高くなっている。これは持久力が問われる流れの中距離戦では斤量の影響が出やすいスタートダッシュやギアチェンジを求められにくいので、軽斤量の優位性が薄れるというのが主な要因と考えられ、さらに、一昨年から基礎負担重量も1kg増えているので、この傾向はより顕著なものとなっていきそう。
そして、それに関連して前走から斤量増の馬の好走も目立っており、過去10年で[5-2-0-15]と上々の成績を残しており、該当馬は注意が必要な存在となりそうだ。
以上のことをふまえて今年の登録馬を見てみると、目立った逃げ馬が見当たらず、さらに今週からBコースへと替わるので、当日の馬場次第ではあるが、例年よりも先行馬の台頭が増える可能性があることは頭の中に留めておきたい。
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YUTA
2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。
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