【函館2歳S予想】ニシノラヴァンダ、ナナオ、リンゴアメ 仕上がり早の牝馬が毎年穴に

2025年07月13日(日) 18:00

最初のJRA2歳重賞だけに、24年ニシノラヴァンダ(8人気2着)、23年ナナオ(6人気2着)、22年ブトンドール(4人気1着)、20年リンゴアメ(10人気1着)と、仕上がり早の牝馬がよく穴をあける。21年も穴ではなかったが牝馬のワンツーだった(ナムラリコリスとカイカノキセキ)。

サトノカルナバル(サクラバクシンオー)、ブトンドール(ビッグアーサー)、ナムラリコリス(トウショウボーイ)、クリダーム(サクラバクシンオー)、グランデ(サクラユタカオー)と、テスコボーイ系の血を引く馬がよく好走し穴にもなっている。馬場が渋るとゼルトザームやオマツリオトコのようなダート馬の激走に注。(解説:望田潤)

カイショー

 母アルモニカはJRA2勝(芝1400)。母母アフリカンピアノはワールドプレミアやワールドエースの全きょうだいで、牝祖マンデラは独オークス(独G1・芝2200m)3着。父スワーヴリチャードは初年度からレガレイラやアーバンシックを出し成功。母父ロードカナロアが強い短距離型だが、父系がハーツクライで牝系がマンデラだから走りにハイペリオン的な粘りがある。開幕週の芝1000を逃げ切ったが、1200のHペースでも好位差しで頑張れるはず

距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○

ブラックチャリス

 ロジチャリスやグレイルのイトコで、母ゴールドチャリスはJRA3勝(芝1200〜1400)。牝祖シルバーレーンからはブラックホーク、ピンクカメオ、ステイフーリッシュなど活躍馬が多数出る。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックス、クロワデュノール、ソールオリエンスなどを出し成功。母譲りの短距離体型だが、キタサンブラックとヌレイエフとブラッシンググルームだからしなやかなナスペリオン的ストライドで走る。小さなジャスティンスカイという趣。

距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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