【七夕賞回顧】コスモフリーゲンが重賞初制覇! 各馬の能力が発揮された七夕賞回顧とは

2025年07月14日(月) 18:00

とうけいば回顧

七夕賞を制したコスモフリーゲン(撮影:下野雄規)

 今週は七夕賞!

 風が強い日で、レースラップだけでは判断が難しい日になりました。

 しっかりと精査して、次につなげていきます。

2025年7月13日 七夕賞

舞台:福島 芝2,000m
勝ち時計:2:00.5
レースラップ:12.4 - 10.8 - 11.5 - 12.0 - 12.7 - 12.8 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1
ペース:Hペース(59.4秒 – 61.1秒)
風向き:直線強い追い風
脚質:フラット
馬場:ラチ沿いだけやや良い、他はフラット

【レースポイント】

1.当日は強い追い風! ラップの数字だけで判断は禁物
2.ラチ沿いを走った馬の好走が目立つ日で、見た目ほど内は荒れていない
3.前2頭はややタフな流れも、3番手以下はフラットで各馬の能力が問われた

【レース概要】

 七夕賞のポイントは風と馬場。

 まずは風について。

 当日は直線追い風の強い日で、実際に2R、6R、10Rで加速ラップ(※)が出現。

(※)ラスト2ハロン目より、ラスト1ハロンのほうが速い。

 七夕賞も直線強い追い風が吹いていたため、序盤でペースが流れやすくなった。そして向正面では向かい風となり、レース中間で一気にペースダウン。直線で再加速するという流れになっている。

 本来、このレースラップ通りのレース質は「差し有利」となるが、前述の通りこれは風の影響が大きいだけ。数字以上にフラットなペース配分になっていると考えるのが妥当で、特に離れた3番手以下はマイペースで走ることができていた。以上から脚質による有利・不利はほとんどないと判断できる。

 続いて馬場について。

 Bコース替わり初週とはいえ、見た目では馬場が荒れ、時計もかかる状態。

 ただし、当日は内ラチ沿いを走っている馬が多く好走しており、七夕賞もラチ沿いをうまく運んだオニャンコポン(11番人気)が3着に激走。やはり内を走るメリットが大きかったと判断できる。

 以上から今年の七夕賞は脚質フラット、馬場はラチ沿いだけがやや良いと判断した。

 とはいえ、バイアスはそこまで大きいものではなく、福島らしく上がりのかかる競馬が得意なタイプが上位にくる、いわゆる各馬の能力が発揮されたレースになった。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:コスモフリーゲン 4点
 いつも通り逃げ。・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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