【小倉記念予想】先行馬が止まりやすい小倉記念の馬場

2025年07月15日(火) 18:00

馬場虎太郎

▲昨年はリフレーミングが優勝(c)netkeiba

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 小倉記念は直線が短いコースにもかかわらず、先行馬の成績が悪い。

 過去10年、小倉芝2000mで行われた小倉記念で3着内に好走した27頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過した馬は半数にも満たない11頭。

 人気の先行馬も続々馬券圏外に沈んでいる。3番人気以内の上位人気に推されていて最初のコーナーを5番手以内で通過した馬は16頭。このうち連対馬は4頭のみ(2018年のトリオンフ、サトノクロニクル。2022年のマリアエレーナ。2023年のエヒト)

 人気の先行馬が連対できた2018年、2022年、2023年に共通するのは決着タイムが1分58秒未満であったこと。特にレコード決着だった2018年は最初のコーナーを4番手以内で通過した馬が3着までを独占した。高速馬場になるほど先行馬が走りやすい。

 逆に時計のかかる馬場になるほど先行馬は止まりやすい。JRAの馬場発表が「稍重」で勝ち時計も1分59秒7と遅かった2021年は9頭立てながら最初のコーナーを5番手以内で通過した馬が全滅。波乱の決着となった。

 今開催の小倉芝は開幕当初から時計が出にくい路盤。先週も週中降雨の影響が全くなく乾いていたにもかかわらず、時計がかかる馬場。2000mでは日曜10Rに古馬混合の2勝クラスが行われたが、勝ちタイムは2分1秒3。

 開催を重ねて開催最終日。引き続きAコースを使用する今週は、重賞でも1分59秒台に入るかすら疑問なほど時計のかかる馬場コンディションが想定される。後方待機馬を狙いたい。・・・

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馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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