アプリ限定 2025年07月17日(木) 18:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、函館競馬場で行われる函館2歳ステークス(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
まずはコースの特徴について。
函館芝1200mは2コーナー奥のポケットからのスタートで、3コーナーまでの距離が500m近くあることから序盤のペースが上がりやすく、そのうえスタートから3〜4角中間まで上りが続いているので、ラップの字面以上に前半から消耗する形となり、タフさが問われやすいコースとなっている。
次にレース傾向について。
前走で控える競馬をしていた馬の好走が目立っており、一方で逃げていた馬は凡走が多くなっている。
上の表は過去10年における前走での初角位置別成績をまとめたものだが、2番手以下に控えていた馬と比べると、逃げていた馬の好走率が今ひとつであるのが見て分かる。
ではなぜこのようなことになるのかというと、前走で逃げていた馬というのは毎年複数頭出走してくるが、ここで逃げられるのは基本的に1頭のみなので、大半が控えたり馬群で揉まれたりするのをいきなり要求されることとなり、ストレスがかかって脆さを出してしまうというのが主な理由である。
また、1200mの持ち時計がトップだった馬も過去10年で[1-2-0-7]と今ひとつで、該当馬の平均人気が2.3であったことを考えると、非常に物足りない数字となっている。
これは速い走破時計というのは基本的に時計が出やすい開催序盤の馬場でマークされたものがほとんどであるが、このレースは時計が掛かりやすい開催最終週の馬場で行われるので、異なる適性を要求されてしまうというのが主な要因と考えられる。
ただ、今の函館は開催終盤の先週でも3つのレースでレコードがマークされたように、依然として速い時計が出る状態が続いているので、当日の馬場次第ではあるが、今年は持ち時計上位の馬を素直に信頼するのもありかもしれない。
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YUTA
2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。
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