2025年07月18日(金) 18:00
日曜日には「函館2歳S」が行われるように、少しずつ、確実に世代交代の波が押し寄せている。たまたまでもあるが、日曜の「小倉記念」では過去10年で、5歳、6歳馬を上回り、若い4歳馬が[5-2-2-19]。もっとも勝率が高い。
GI級のAクラスの馬は別格だが、先月あたりまで高額条件では古馬に対してやや分の悪かった4歳馬が、この時期からいよいよ歴戦の5歳以上馬と互角以上になりつつある。
「阿武隈S」は、今年も出走する昨年2着、3着のワイドアラジン、ココクレーターが4歳馬だった。函館の「マリーンS」は、今年も出走するナチュラルハイが昨年は4歳の1着馬だった。小倉では昨年は2000mだった「テレQ杯」を1着、2着した4歳マイネルメモリーとシェイクユアハートが、今年は日曜の「小倉記念」に出走する。
阿武隈Sには4歳馬は3頭しかいないが、目下2連勝中の4歳馬ボーモンド(父モーリス)に期待したい、祖母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯2連覇。かつドゥラメンテの母であり、3代母エアグルーヴはオークス、天皇賞(秋)の勝ち馬。さらに4代母はオークス馬ダイナカール。2連勝で軌道に乗ったいま、さらに上昇する可能性大だ。格上がりでハンデ56キロは軽くはないが、前走比なら2キロ減。
同じ4歳で56キロのマイネルティグレを相手本線に、穴馬はこの中間に復調気配を示す牝馬アンリーロード。ローズS1800mに1分43秒6がある。
「マリーンS」はダート戦だけに5歳以上馬も怖いが、再び短期免許取得のR.キング騎手の4歳馬ハビレが主軸候補。「テレQ杯」は17頭のうち4歳馬は4頭「アンクルクロス、セシリエプラージュ、ミルテンベルク、レッドエヴァンス」だけ。みんな小倉に良績があるが、人気でもミルテンベルクから入りたい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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