【関屋記念予想】夏の名物・新潟芝マイル重賞は荒れ模様 ストームキャットの血が毎年美味しい馬券に

2025年07月20日(日) 18:00

新潟芝外1600の別定重賞だが、過去5年の平均馬連配当は6134円と荒れ模様。24年8人気2着ディオ(母母父ストームキャット)、23年4人気1着アヴェラーレ(母父ハーランズホリディ)、22年12人気2着シュリ(母父ジャイアンツコーズウェイ)、21年4人気1着ロータスランド(母父スキャットダディ)、20年8人気2着トロワゼトワル(父ロードカナロア)。ストームキャットの血を引く馬が5年連続連対中で、しかも美味しい馬券になっている。取り上げたなかではフォーチュンタイムが母母父ストームキャット。(解説:望田潤)

オフトレイル

 リゾランジ賞(仏G3・芝1200m)のローザインペリアルの半弟で、VRCヴィクトリアダービー(豪G1・芝2500m)のベニシオの甥。牝祖ビントマースカイはゴールデンスリッパーS(豪G1・芝1200m)勝ち馬で子孫に活躍馬多数。父ファーは英チャンピオンSの勝ち馬で、欧マイルG1勝ち馬を3頭出している。奥のあるマイラー血統で、ラジオNIKKEI賞に勝ちスワンS2着だからマイル戦で見直したいが、左回りに良績がないのは気になる。馬場が渋るのはプラスだろう。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

シヴァース

 シュヴァルグランやヴィルシーナの甥でブラヴァスのイトコ。母ヴィブロスは秋華賞とドバイターフの勝ち馬。牝祖モーンオブソングはラーイの全妹で、グロリアスソングにさかのぼる名牝系。本馬はディヴィーナと同血(父が同じで母が全姉妹)の間柄になる。モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナやアルナシームと同じ。母譲りの中距離体質で、きさらぎ賞僅差3着の1800がベスト距離とみたい。マイル戦だとスローを好位から抜け出す形が理想。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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