【渡米後3戦目で初勝利!】「やっぱり僕は馬に乗りたかった」木村和士騎手との交流など充実の新生活を語る

2025年07月22日(火) 18:02

ミルコレビュー

▲「毎日、最高です」──米国で共に暮らすホセ・バルディビアJr.騎手と(提供:M.デムーロ騎手)

渡米してから3戦目で、デルマー競馬場にて初勝利を挙げたミルコ騎手。

現地の温かな歓迎に包まれながら、調教にレースと、充実した日々を過ごすなか、「やっぱり僕は馬に乗りたかったんだ」とあらためて気づかされたそう。

リチャード・マンデラ厩舎との再会、木村和士騎手との交流、そして“現役レジェンド”マイク・スミス騎手の自宅でのホームパーティーの様子まで。アメリカで再び夢を追うミルコ騎手の今をお届けします!

(取材・構成=森カオル)

あっちこっちから「明日調教にきて!」って(笑)

──ミルコさん、渡米後3戦目での初勝利、おめでとうございます(7月18日/デルマー競馬場10R/芝1600m/RIBBONS(リボンズ)1着)。見事な逃げ切り勝ちでしたね。

ミルコ いやぁ、よかったよかった。めちゃめちゃうれしい! すごくいい馬でした。

──ミルコさん、声が生き生きしてますね。

ミルコ だって、とっても雰囲気がいいから。月曜日にこっちに着いて、火曜日からすぐに調教に行ったんだけど、調教師さんとかみんな僕のことを覚えていてくれたの。なんかね、それがすごくうれしくて。当時、友達をたくさん作っておいてよかった!

ミルコレビュー

▲RIBBONSの口取り!(提供:M.デムーロ騎手)

──歓迎ムードなんですね。それを聞いて安心しました。

ミルコ あっちこっちから「明日調教にきて!」って言われてます(笑)。調教には1日5頭くらい乗って、そのあと競馬場に行って、3つ4つレースに乗る。いやぁホントに楽しいね。毎日、最高です。もちろん日本も日本の競馬も大好きだけど、やっぱり僕は馬に乗りたかったんだって気づいた。馬に乗りたい、競馬に乗りたい、チャレンジしたい。そのすべてがここにはあるね。まだ勝ち負けできる馬は少ないけど、一番いい馬主さんや調教師さんが乗せてくれているので、どこかでまたチャンスはくると思う。

──人気のない馬でもけっこう上位にきていますよね。しっかりアピールしているなぁと思って。

ミルコ そうですね。みんなから「ミルコすごいね!」って言われて…。ちょっと気持ちよくなってる(笑)。もっともっと頑張らなくちゃ!

ミルコレビュー

▲みんなから「ミルコすごいね!」って…(笑)。(提供:M.デムーロ騎手)

「僕が日本語をベラベラ話し始めたら、みんながビックリしてました」

──そういえば、リチャード・マンデラ厩舎の馬に乗ってましたね。マンデラ調教師といえば、先日コラムにも書きましたが、ミルコさんがイタリアの調教師に騙されて、初めてアメリカに行ったときに迎え入れてくれた調教師ですよね。

ミルコ そうです、そうです! 思えば、僕のアメリカでの修行はマンデラ厩舎から始まった。こんなに久しぶりにきたのに、すぐに乗せてくれました。僕と木村(和士)さんをよく乗せてくれます。

──木村和士さん! お喋りしました?・・・

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ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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