【関屋記念予想】コースのイメージに反して逃げ有利だが今年の狙いは…?

2025年07月24日(木) 12:00

オッズ妙味は末脚強力な馬にあり

 関屋記念が夏の新潟の開幕週に行われるのは、右回りから左回りになった2001年の大規模改修以降では初のこと。新潟競馬場の芝の張替えは春の開催後に行われており、春の1回開催と比べると、夏の2回新潟開催は絶好の馬場コンディションで始まります。そもそも近年の関屋記念は逃げ馬の好成績が目立つ結果。

メシ馬

 逃げ馬の好成績と併せて注目のポイントと言えるのが、マクリが一件も発生していないこと。これにはコース形態が大きく関係しています。新潟芝外回りの1600・1800・2000mはいずれもワンターン。コースの楕円は平たい形状で、意外とカーブは急な部類。加えて直線が658.7m(Aコース使用時)と長いので、短いコーナー区間でポジションを上げるにはリスクが大きいからこそ、マクリは発生しません。そのため、一度固まった隊列はほぼ動きがないまま直線に向いて来るので、直線が長い割に前残りが発生するのが関屋記念。マクリが発生しないことを踏まえて4角通過順別成績で見ると以下のとおり。

メシ馬

 逃げた馬ほどのアドバンテージではないものの2番手の成績も優秀。また、比較対象として、2020年以降の1勝クラス以上における新潟芝1600m戦(関屋記念を除く)のデータを見ると、この点は腑に落ちるものとなっています。・・・

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メシ馬

1992年生まれ。祖父が馬主だったため幼い頃から競馬に触れる機会が多かったが、2013年の安田記念をハズしたことをきっかけに馬券の研究を始める。2016年から競馬予想家としての活動を開始し、同年9月に雑誌「競馬王」にて紙面デビュー。競馬魂(フジテレビ ONE TWO NEXT)への出演、ならびにDMMオンラインサロンにて「絶対に負けたくないから始める競馬サロン」を主宰。著書に「絶対に負けたくない!」シリーズなど。

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