【関屋記念回顧】重賞級のポテンシャルをもつカナテープが勝利 サマーマイルシリーズ第2戦関屋記念の回顧とは

2025年07月28日(月) 18:00

とうけいば回顧

関屋記念を制したカナテープ(撮影:下野雄規)

 今週の平地重賞は東海Sと関屋記念!

 中でもサマーマイルシリーズの関屋記念を取り上げます。

2025年7月27日 関屋記念

舞台:新潟 芝1,600m(外回り)
勝ち時計:1:31.0
レースラップ:12.2 - 10.6 - 11.1 - 11.6 - 11.4 - 11.1 - 11.5 - 11.5
ペース:平均ペース(45.5秒 – 45.5秒)
風向き:影響軽微
脚質:フラット
馬場:ややイン有利

【レースポイント】

1.開幕週らしくキレイな馬場でやや内有利
2.離れた2番手は平均ペースで脚質はフラット
3.比較的各馬の能力が発揮されたレース

【レース概要】

 夏の新潟競馬開幕週に行われた関屋記念は、見た目通りキレイな馬場状態。

 特に前開催はBコースを使用し、今開催は久々のAコース。よってラチ沿いは長らく使われていなかった芝であり、見た目通り内が有利な状態だった。

(※それでも“やや”イン有利としたのは、新潟外回りは直線が十分に長いことからコーナーでペースが落ちる可能性が高く、外を回す負荷が大きくないため)

 ペースは前後半800mが45.5秒 – 45.5秒とフラットで、離れた2番手以下は決して速いペースではない。結果的に上位は差し馬が多く好走したものの、これは単に実力があっただけだと判断。よって脚質による有利・不利もなかった。

 以上より、今年の関屋記念は内を通った馬がやや有利とはいえ、比較的各馬の能力が問われる競馬だった。不利を受けた馬も少なく、見た目の着順通りにポテンシャルを判断していいレース。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:カナテープ 4点
 出たなりで後方。直線は大外に持ち出すも、・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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