2025年07月28日(月) 18:00
関屋記念を制したカナテープ(撮影:下野雄規)
1983年から2024年まで長く別定戦だった快速重賞「関屋記念」は、今年から開催第一週のハンデ戦となり、高速の芝コンディションで行われた。1分31秒0のコースレコードは、2012年の関屋記念で4歳牝馬ドナウブルーが記録した1分31秒5のレコードを一気に0秒5も更新するコースレコードだった。
前半は例によって苦しくないペースになるのかと思えたが、3歳の外国産馬シンフォーエバー(父Complexity)の飛ばした前半は「33秒9-45秒5-1000m通過56秒9」。この10年ではもっとも速いペースだった。しかし、芝状態は絶好。後半も「45秒5-34秒1」。少しもラップが落ちることはなく1分31秒0の快レコードとなった。
メンバー中最速の1分31秒6の記録を持っていた牝馬カナテープ(父ロードカナロア)に有利な芝コンディションだったといえるが、騎乗したR.キング騎手はそれまでのカナテープとは違って18頭立ての後方15番手を追走。慣れないコースのはずなのに、「この馬には忙しいペースだったが、折り合ってリラックスして走っていた」と、この流れがもたらす結果を察知していたかのように落ち着いた騎乗だった。
長い直線で外に回ると・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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