アプリ限定 2025年07月30日(水) 12:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。
今週のれん氏が注目したのは、札幌競馬場で行われるクイーンステークス(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
クイーンSの行われる札幌芝1800mは、正面直線のスタンド前から発走し、1コーナーまでの距離が約180mとすぐにコーナーを迎えるため序盤はそれほどペースが上がりにくい。
そしてコース全体の形状としては楕円形に近くコーナー角が緩いのが特徴。それによってコーナーを曲がる際に減速する必要性が薄く、特にレベルが高く時計が速くなりやすい上級条件では一貫して同じようなペースで走るレースになることが多い。
2022年(12.7-12.2-12.4-12.1-11.8-11.4-11.6-11.6-12.0) 2023年(12.5-11.5-12.2-12.1-11.6-11.7-11.7-11.7-11.7) 2024年(12.3-11.2-12.2-12.4-12.2-11.8-11.6-11.8-11.9)
近3年のクイーンSのラップを見ても、前半緩めのペースで入って後半の4〜5Fで11秒代後半のラップを続けてゴールと同じような構成となっている。
コーナー角が緩い分外から動くこと自体は難しくないが、レース後半で外を回して押し上げるにはそれ以上に速いラップを続けないといけないわけで、開幕2週目で馬場がきれいなことが多いことを考えても内枠からポジションを取れる馬が基本的には有利。実際に2022年は1〜4番枠がすべて5着以内、2023年も1・2・4番が2〜4着を占めていたことを考えても、ロスなく回って来られそうな馬には注意したい。
レースの立ち位置的な話をすると、牝馬限定戦でハンデ戦ではない重賞がヴィクトリアマイル以来となっていて、レース間隔も2か月と少しとちょうど良く、過去10年前走レース別で見ると最多なのがヴィクトリアマイル。加えて3歳馬の参戦も比較的多いレースで、昨年はコガネノソラとボンドガールがワンツーを決めた。
そのためクイーンS出走馬の属性を大まかに分類すると3歳馬、前走ヴィクトリアマイル組、それ以外の3つに分けられる。
人気馬に絞った成績だとやはり上澄みが出走してくる上に斤量も軽い3歳馬や、実績上位の場合が多いヴィクトリアマイル組が強い。
しかし人気薄だとそれ以外の組が健闘している。その内訳を見ると、2016年マコトブリジャールとダンツキャンサー、2017年トーセンビクトリーとクインズミラーグロ、2020年レッドアネモス、2022年サトノセシル、2023年ウインピクシスと実に11頭中7頭が馬番4番以内と内枠を利しての好走が多数となっていて、この観点からみてもやはり内枠は要注意。
今年は8月3日開催で例年の7月末開催の時よりも3歳馬と古馬の斤量差が1キロ縮まることになるため、レースの軸になるのは前走ヴィクトリアマイル組でそこに他の組がどこまで絡めるか。
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のれん
人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。
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