2025年07月30日(水) 18:03
▲吉原寛人騎手×坂井瑠星騎手対談第1回(撮影:稲葉訓也)
そんな彼が対談相手にご指名したのが、JRAの坂井瑠星騎手(28)。彼もまたドバイ、サウジ、アメリカなど世界各国での活躍が目立つジョッキーですが、指名の理由は我々も目にするファンサービスがきっかけだったとか。さらには、移動の多い二人にまさかの弱点も発見!?
所属や日本という枠を超えて活躍する二人だからこそ「僕もそれ、聞いてみたかったんです」が連発。全4回でお送りする対談の第1回目です。
(取材・構成:大恵陽子)
──JRAと地方競馬、所属を超えたジョッキー同士の対談です。まずは吉原寛人騎手が坂井瑠星騎手を対談相手に指名した理由を教えていただけますか。
吉原 JRAの人馬も参戦するダートグレード競走で一緒に乗った時、瑠星の入場行進を見ていたら「すっげえな」と思うところがあったんです。
坂井 え、見られてたんですか。
吉原 フォーエバーヤングの大井・ジャパンダートクラシックとか、絶対に勝たないといけないようなレースで、入場行進をしっかりしてファンに馬の顔を向けて写真を撮らせてあげていたんです。だけど、馬がちょっとうるさいんですよ。それをなだめながらファンに見せていて、その余裕はどこから出てくるんだろうな、と。
やっぱり勝たないといけないし、馬がガチャガチャしちゃっていると体力を消耗させたくないとか色々思う部分があるはずなのに、どうしてそういうことができるんだろうな、というのを聞きたかったです。
▲ビッグレースの直前でもファンの近くを歩かせる坂井騎手(撮影:高橋正和)
──その答えはのちほどじっくり伺うとして、瑠星騎手は吉原騎手から指名があったと聞いた時、どう思いましたか?
坂井 驚きましたし、僕でいいんですか?という感じでした。吉原さんとお話させていただくきっかけは、たしかドバイだと思います。3年前に吉原さんが森秀行厩舎のフルフラットで遠征した時で、僕もバスラットレオンでドバイに行かせていただいていて、初めてちゃんとお話させていただきました。
一緒に馬場を歩いたり、パーティーに行ったりしました。そこから僕も地方交流で乗る機会が増えてきて、行くたびに吉原さんがいらっしゃって、「いつもいる人」という印象です。
▲ゴドルフィンマイルに参戦した吉原騎手とフルフラット(c)netkeiba
吉原 一緒に乗るたびに瑠星が勝っちゃうから、「あちゃー」って思ってます。
坂井 いやいや、そんな。出会う前の印象は、・・・
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