【クイーンS予想】内をロスなく立ち回る馬が有利になりやすいレース

アプリ限定 2025年07月31日(木) 18:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。

今週YUTA氏が注目したのは、札幌競馬場で行われるクイーンステークス(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

実績上位馬が強い

 まずはコースの特徴について。

 札幌芝1800mはホームストレッチの中ほどからのスタートで、最初のコーナーである1角までの距離が約180mほどしかないことから、序盤はペースが落ち着きやすい傾向にある。ただ、コーナー半径が大きくて角度は緩やかなので、中盤以降は淀みのないラップを刻むことが多く、持久力が問われるコースとなっている。

 次にレース傾向について。

 内枠(特に1、2枠)の好走が非常に目立っており、反対に外枠の好走率はあまり芳しくない傾向にある。

YUTAの「この馬どっち?」

 上の表は函館開催の2021年を除いた札幌開催過去10回の枠順別成績をまとめたものだが、3着以内好走馬の半数近くが1、2枠の馬である一方、6枠から外の馬の成績は今ひとつであるのが見て分かる。

 ではなぜこのような傾向になるのかというと、上でも述べたように1コーナーまでの距離が約180mほどしかないコースなので内枠の方が位置取り争いで優位に立ちやすいこと、ラップの緩まないコーナーで外から動いていくと非常に負荷が掛かること、馬場の傷みがまだ少ない開催2週目であること、これらが主な要因となっており、雨が降ったりなどして馬場の傷みが早まったりしない限り、基本的にはロスなく立ち回りやすい内枠を重視するのがやはり得策と言える。

 また、このレースは前後2カ月以内に同じ牝馬限定の別定重賞がないことから、古馬の実績馬が目標にしてくることが多く、さらに、秋華賞を狙う3歳の実力馬もステップレースとして使ってきたりするので、必然的にメンバーレベルが高くなりやすい。その結果、函館開催の2021年を含む過去10年の3着以内好走馬のうち15頭が前走でGIに出走していた馬となっており、該当馬は今年も注意が必要な存在となりそうだ。

【上位人気想定馬ジャッジ】

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YUTA

2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。

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