【クイーンS回顧】牝馬路線でも最上位のポテンシャルを発揮したアルジーヌの回顧とは

2025年08月04日(月) 18:00

とうけいば回顧

クイーンSを制したアルジーヌ(撮影:山中博喜)

 今週はクイーンSとアイビスSD!

 中でも前走GI組も出走してきたクイーンSを回顧していきます。

2025年8月3日 クイーンS

舞台:札幌 芝1,800m
勝ち時計:1:46.0
レースラップ:12.3 - 10.9 - 11.7 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 11.7 - 12.3 - 11.9
ペース:Hペース(46.7秒 – 47.6秒)
風向き:直線やや向かい風
脚質:前不利、離れた中団有利
馬場:ややイン有利

【レースポイント】

1.開幕2週目でまだ内は良い状態で、ややイン有利
2.前3頭はHペース! ただし離れた中団は平均以下のペースで前不利・中団有利

【レース概要】

 札幌競馬開幕2週目に行われたクイーンS。

 馬場は少しずつ荒れて外を回す馬も好走できる状態とはいえ、まだまだ内は良い状態。特にコーナーで速いペースを刻んだレースでは内を通った馬の好走が目立っており、クイーンSもやや内有利の競馬となった。

 レースラップ通りに前3頭はHペースの競馬で展開不利。

 ただし離れた4番手(フェアエールング、ビヨンドザヴァレー)は平均的なペース。そしてさらに離れた6番手(アルジーヌ)は明確に平均以下のペースだったことから、展開は前不利・中団有利の競馬になった。

 とはいえ前3頭を除けばそこまで大きなバイアスはなく、全体的には札幌らしく各馬の能力が問われやすい展開だったと判断。特に上位2頭は今後の牝馬重賞路線では最上位クラスのはずで、活躍に期待できるだろう。

【回顧点数表】

 各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。

 普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。

 反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:アルジーヌ 4.5点
 離れた中団。道中は前とは差のあるストレスフリーなポジションで、・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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